2005年のぶらぶらフォト日記


12月31日(土)

今年も今日で終わり。みなさん、今年もいろいろとお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。

今日はピンポイント大掃除で、あっという間に日が過ぎてしまった。夕方から買い物に出て年越しの準備、今年も何とか越せそうです。

今年最後の写真はモノクロ写真、須磨の釣り人。良いお年を!








12月30日(金)

今日はだらだらと写真の整理とコンピューター仕事。大掃除もしないといけないのだが、やりだしたら2、3日掛かりそうなのでなかなかやる気がおこらない。まあ明日1日でできそうなところを探して、ピンポイント大掃除としよう。

今日の写真は梅田の地下街の換気塔。設計は村野藤吾、完成は1963年だそうだ。と言う事は、このピカピカの塔は僕が1歳の時にできたのか?こちらは少々古くなってきてるが、この塔はぜんぜん古さを感じさせない。なんで?








12月29日(木)

昨日は梅田まで写真を届けに行く。その帰りに梅田から天満にかけて2時間ぐらいぶらぶら撮影。年の瀬という慌しい感じはあまり感じられなかったが、警察官のパトロールする姿がやけに目に付いた。

今年も凶悪事件が多発し、いつ身近で事件が起こってもおかしくない状況だ。でもこちらがいくら注意していても災難からは逃れられない。「死ぬときは死ぬが良かろう、災難に遭うときは遭うが良かろう」 良寛さんの言葉がしみる。

今日の写真は扇町キッズパーク。どんな施設なのかは知らない。知っているのは中に関西テレビが入っているということと、メチャクチャ派手な色の建物という事だ。キッズパークて何?また大阪市の税金無駄使いの産物なのか。








12月26日(月)

あっという間に今年もあと一週間になってしまった。今年、ぶらぶら日記は結構まめに書いたと思う。写真も後半からデジカラーになってタイムリーな写真がアップできたと自画自賛。

でも建築写真の撮影が忙しくなると、酒飲んですぐ寝てしまうので、どうしても途切れがちなのだが、まあ、そこのところは勘弁してして下さい。

昨日、一昨日は新築の豪邸、今日は増改築の豪邸。どんな商売すればこのような豪邸が建つのか教えて欲しいものだ。今日撮影した家は40年前に建てられたそうだが、各所のディティールは建築家のスピリットを感じさせるもので、特に階段周りがよく、手すりのデザインなんかは抜群、お金と時間は十分にかけられている感じだ。

しかし「予算と時間がないから、こんなもんでしょ」と言ってる人に予算と時間をたっぷりやったからと言って、いいものができるとはかぎらない事実があるのを忘れてはいけない。何事も日々の鍛錬とほんの少しの才能なんだろうな。

今日の写真はクリスマスの飾り付けをされたJR芦屋駅近くの白い建物。この手の飾りつけは一般の住宅やマンションなんかでも良く見かけるが、何とかならんかと思ってしまう。はっきり言って止めた方がいい。こんな事のために、また原発が必要になったら困ると思いません?








12月22日(木)

強烈な寒波と雪、上の写真は今日9時過ぎの西宮国道2号線の様子だ。これじゃ撮影どころか車にも乗れない。

早朝に撮影キャンセルの電話が入り撮影は中止になったのだが、昨日撮ったフイルムの現像を出しに歩いてラボまで行く。なんかワクワクとした気分でデジをポケットに家を出た。


これがホンマに西宮かと思うほどの吹雪。傘はさしていたのだが、風が強くて使い物にならない。雪にまみれながら一時間ぐらい撮影した。いつもの景色が一変、あっという間に雪国になってしまった。








12月20日(火)

昨日は現場の下見を3物件。年明けはちょっとバタバタしそうな気配だが、あまり寒くならないように願いたい。撮影には雪も困る。

田舎の姪っ子からメールが来て、黒坂(僕の田舎の地名)は雪達磨が作れるぐらいの積雪があるのを知る。各地とも大雪で大変みたいだが、子供たちにとってはサイコーにうれしいだろう。

子供のとき、朝起きると雪が積もった事を知らせる車のチェーンの音がジングルベルの音に聞こえるほどうれしかったと、弟が姪っ子のメールと一緒に送ってきたが、まったくその通りで、朝まだ薄暗いうちから布団の中でワクワクしていたのを思い出す。

いつの頃からだろう雪が積もるのを、うっとうしく思い出したのは。その頃からなんだろうな〜 オッサンになりだしたのは。

今日の写真は阪急西宮北口の近くにあるカフェ。いい感じの店なのだが、入ったことは一度もない。








12月18日(日)

西宮は雪こそないがヒジョーに寒い。この冬一番の寒波みたいで、あちこち記録的な大雪だ。でもスキー好きには最高の冬なのだろう。

昨日、撮影の帰りに車のラジオから宮沢賢治の詩「永訣の朝」が流れてきた。久しぶりに聞く賢次の詩にウルウルきて、そしてハッとなった。

前からこの詩の中に出てくる、(あめゆじゅとてちてけんじゃ)と言う所の意味がよくわからず、解説では「雨雪を取ってきてください」なのだが、なんかイマイチ、ピンとこなかった。それが昨日ラジオの朗読を聴いてはっきりわかった。

(あめゆじゅとてちてけんじゃ)の最後の”けんじゃ”は賢次のことなのだ。だから賢次の妹トシは死ぬ間際に「雨雪を取ってきて、賢ちゃん」と賢次に頼んだんだ。そうだ、そうに違いない、うん。

だからどーした。と言われればそれまでだが、朗読するときは(あめゆじゅとてちてけんじゃ)の最後の語尾は上げるべきだと、その時の朗読者に言ってやりたかったのだ。

今日の写真はシートに覆われた鳴尾のマンション。だからどーした。








12月17日(土)

昨晩は川西のプーリというカレー屋さんで忘年会。とても美味しい料理をたくさんいただいた。嶋崎さん、ご馳走になりました。

今日は朝早くから神戸市西区で撮影。寒波の襲来で神戸の北の方は雪がぱらついたみたいで道路に雪が残っていた。現場に行くまでに3件の自動車の追突事故を目撃、土曜日だというのに道路も込んでいる。ノーマルタイヤではやばそうな予感。

案の定、現場目前の坂道でスリップして車が動かなくなってしまった。しかし運良く後ろから車が来てなかったので、ちょっと下がってぶりをつけて何とか脱出できたので助かった。 今晩からは大雪の予報が出ている。どこにも行かずに家にいよう。

今日の写真は西宮 BARBAR ANZAI。阪神西宮のちょっと南にある何のヘンテツもないただの床屋なのだが、ここで信号待ちしたときにはいつもカメラを向けてしまう。なんでだろう?








12月16日(金)

昨日は夜の8時から梅田で打ち合わせ、設計事務所は夜遅くまで仕事をすると聞いていたが、その事務所もまだまだこれからが仕事の本番という感じだった。

今日の写真は大阪上本町の師走の風景。中央の建物は村野藤吾の都ホテル大阪。このホテルは村野藤吾逝去後に完成した作品だそうだ。








12月11日(日)

先週からマンションの撮影をしているのだが、斜面に横に長く立っているので移動が非常にキツイ。マンション裏の急斜面から撮ったり、マンション下の交通量の多い道路から見上げて撮ったりとタイヘンなのだ。

マンションといったら構造計算偽装事件で今大変だが、今朝もイーホームズの社長がテレビ出演して色々と釈明していた。 聞いていて気分が悪くなるような責任転嫁ばっかりで、番組の司会者や竹村健一はもっと突っ込まんかいと、イライラしてしまった。

それと今朝のユース番組で、みずほ証券の誤発注をやっていたが、これは安く買った人は返さないと、道徳上ダメだと思うのだが、株の世界ではそんなの関係ないのだろうか。

他人が困っていても、「アホなミスしてもらって、おいしいとこ頂きました」なんてテレビの前で平気で言っている。 これは当たり前で正当な事なんだと子供達が思い込んでいたなら・・・

返してくださいと訴えないみずほ証券も300億円ぐらい、すぐにアホな投資家から巻き上げれると思っているのだろう。なんとも恐ろしく、悲しい株の世界、こんな事やってるようじゃ世の中おかしくなのも当たり前か。

今日の写真は大阪西天満に建設されている高層マンション。高層マンションなんて都会ならどこにでもあるので、見ても平気になってしまったが、よく考えると、なんともへんなもんやなあ。








12月7日(水)

今日はポートアイランドで撮影。カット数が少なく早く終わって、その後港に行った。

とても天気が良く、風がきつく、まあまあ寒く、僕にとっては最高のコンディションだった。ポーアイの港から眺める神戸の町も綺麗に見え、対岸の港には大きな豪華客船「飛鳥」が停泊していた。



海のないところで育ったせいか、僕は海や船が見えるととてもうれしくなる。ぶらぶら撮影でも山よりは海に自然と足が向くし、飛行機や車の写真より圧倒的に船の写真が多い。まあ、海とか川とか水辺の写真は絵になりやすいのは確かなのだが。

生まれて最初に見た海は小学生の時、家族で海水浴に行った鳥取の海だった。その時の光景は今でもしっかりと覚えている。砂丘越しに見えた黒に近い濃紺の海、「わあっ、海じゃ」と思わず叫んだ。と思う。

海の記憶と一緒に家族のことも思い出す。その頃の父は、計算したら今の僕の歳より10歳近く若かったはずだが、僕の記憶の中では今の僕より年上で、やっぱりあのオトーちゃんなのだ。母もまた、やっぱりあのオカーちゃんなのだが、姉と弟は子供のままで覚えている。なんかちょっと不思議。








12月6日(火)

なんか寒くて天気が悪くて外に出る気がしないので、家にこもってぶらぶら写真の整理をしていた。デジカメのデータはためると大変。

テストで出したデジカメのプリントがどのくらいのレベルで仕上がるかわかれば、これからの対応も決まってくるが、ぶらぶら写真は最後の仕上げまで自分でやりたい僕にとってはインクジェットのプリントも早くためしてみたい。

今日の写真は大阪京橋の近く。最近は広島、栃木女児殺害事件、大阪では先日、姉妹殺害放火事件など凶悪事件が多発しており、不審者に対する人々の目は厳しくなっている。そんな中での街中スナップはヒジョーにやりにくく、子供なんかにカメラを向けたら、すぐ職務質問されそうだ。

ヒゲに眼鏡にリュックサック、よれよれの黒のコートにデジカメだもん、私はマジでかなりヤバイ。








12月4日(日)

今日も寒いし、おまけに雨。どこにも出ずに家にいて写真の整理や読書、そしてラグビーの早明戦をテレビで見る。

しかしイマイチ面白くない。力の差がありすぎ。前半見ただけで見るのを止める。明治の重量ホワードはどこに行った?夜のニュースで結果を知る。気合だけではやはり勝てない。

今日の写真はアスターの散歩のときに撮った街路。イチョウの黄色い葉がとても綺麗だった。








12月3日(土)

うちの前の公園の紅葉もほぼ終わり、めっきり寒くなってきた。今日はどこにも撮影には出ず、家で写真整理と勉強というか読書。

時々自分の撮っている写真がどうにもこうにもならないダメ写真じゃないかと落ち込む時がある。特に他のカメラマンの話しを聞いたり、写真を見たりした後に多いのだが、そんな時は先達の励ましの一節を探し求めて本をむさぼる。今日はヘルマン・ヘッセに癒された。

 このまま、変わり者であり続けなさい。詩人の才に恵まれていないと思われても、初めからそれを欠陥と見てはなりません。できる限り、己が本性に誠実であり続けることです。そうすれば、あなたが立っている地点がすでに、人生の中であなたの本性が満たされるべき場所となるのです。   1953年11月2日、ある生徒に宛てた手紙より

はい、わかりましたと素直にうなずける。

今日の写真は大阪南港。一番高いビルは大阪ワールドトレードセンタービルディング・コスモタワー。高さ256メートル、経営上色々問題があるようですが、まだしっかりと建っています。








12月2日(金)

今週はなんかバタバタしていて日記の更新ができなかった。今年も後一月、なんか早いな〜

月曜日に尾仲浩二さんの小さな写真本とDVDが届いた。インターネットで販売しているものを買ったのだが、写真本が500円、DVDが1500円と安い。これって商売になっているのだろうか?

DVDの方は写真にあわせたBGMが入っており、とてもいい感じに仕上がっていた。これからはこんなやり方のほうが、ただの写真集よりもおもしろいと思う。なんか写真の可能性が広がるような気がしてうれしくなった。

インターネットでの写真集、DVDの販売もいいと思う。よし、スタジオレムもこのホームページにショップコーナーを立ち上げてオリジナルプリントやDVD、絵本などなどを販売することにします。ショップコーナーができたらまた連絡しますのでよろしくお願いします。

まあ、まだ知名度が低いので商売にはならないと思うが、作品を制作する意欲はすごく増す。最初は手作りみたいな感じで少数になるだろうが、いいものができたらネットで販売。がんばります。

今日の写真は芦屋の処理施設。




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