2009年のぶらぶらフォト日記


12月31日(木)

今年も最終日、まあ今年はイタリア行きが一番でしょうね。 その影響で帰ってきてからはとてもハードだったけど、やはり行ってよかったと、トライXに写しこまれた画像を見ながら思った。

また来年も変わらず建築写真とぶらぶら写真とバイトだろうな。 世の中は景気が今一、だけど僕の中には1年ほど前からなんか漠としたかすかな光が見え始めているんだけど・・・なかなかバーッて来ないね。 ま、ぼちぼちと急がずにガンバロ。

今年もいろいろお世話になりました。 不義理した皆さん、どうもすいませんでした。 来年もまたよろしくお願いいたします。 よいお年をお迎えください。

今日の写真はイタリア、ポンテノッサの地下道。











12月26日(土)

今年も残すところ1週間、はやいよね〜  今日、ためていたモノクロームのフイルム現像がほぼ完了、イタリア、甲山、芦屋浜、西宮浜・・・こんなん撮ってたっけ?みたいなのもある。 後はベタ焼いて、今回はイイ感じの写真はバラ板に焼いてみるか、なんて考えながら、来年はどんな感じでやっていくかな〜とも。 思いは2010年だ。

今日の写真は西宮ヨットハーバー。











12月16日(水)

先日久々にぶらぶら撮影、話しの内容より、話すトーンの方が大切なんかな、なんてふと思いながら歩いた。

今日の写真は神戸、脇浜町あたり。












12月5日(土)

日曜美術館でサルガドの特集をやっていた。 靄の立つ美しい逆光の中でとらえられた戦火から逃れてきた難民の写真、キラキラと宝石のように輝く惨殺された何百という人々の頭蓋骨、司会の姜さんが聞きづらそうに「なぜ悲惨な現場を美しく撮るのか」って質問していたが、サルガドはスルッツと焦点をはぐらかして答えた。インタビュー慣れしてる売れっ子の写真家は違う。

でも答えは簡単、カメラマンっていうのは「そんな人種」ってことだ。僕だってぶらぶら写真や竣工写真を撮りに行って、そこに死体が転がっていたら「オッ」とか「エ〜」とか言いながらもシャッターを押すのは間違いないだろうし、2枚目以降は露出やアングルを考えながらシャッターを押すだろう。

死体ならまだいいが、人命救助で一瞬を争う時にでも、そこにカメラがあれば1枚は押さえるんだろうな〜 それがカメラマンって人種というか性なんだから、しょうがないちゃ〜しょうがないんだけど・・・ あかんかな〜

今日の写真は津久野。












12月3日(木)

もう12月、1年なんてあっという間、あっあっあっというと大台、フ〜

レム通信の感想メールを沢山いただく。励みになります。ありがとうございます。これからもどんどん出し続けようと思っております。また感想なんかいただけると・・・「感想って言われてもな〜」てな感じだとは思うのですが、一つよろしくお願いします。


今日の写真は西宮、櫨塚町。












11月25日(水)

何年か前に建築雑誌カーサウエストの一番最後のページに、エストモさんのエッセイと僕の写真でCWギャラリーというのをやっていた。

8回ほどやったのだが、その後カーサウエストは新刊が出なくなり、CWギャラリーもそれで終わりになっていた。最近そのCWギャラリーのフォトエッセイを読み返してみると、なかなかいいので、エストモさんとまた始めようということに。

今回からはメールで配信、ぶらぶら日記を見てくださっている方にはほとんど届くと思うけど、メールアドレスを知らない人のところには届きませんので、フォトエッセイを読みたい方はメールで「フォトエッセイ送れ」と一報ください。逆に要らない方は「フォトエッセイいらん」と一報くださいませ。 

今日の写真はJR西宮駅北側。












11月24日(火)

津山の先輩から母校のラグビー部が花園出場を決めたとメールが届く。僕らが花園に行ってから30年近く、監督だった先生が来春定年退職・・・ 

30年前、県大会決勝戦の前日、先生が選手全員の生タックルの練習台になってくれた。なんかみんな、ウルウルと感動しながら先生にタックル行ったことを覚えている。その後、帰りに「わしゃあ、ジュンちゃんの生タックル感動したけん」なんていいながら、みんなでタバコをふかしていたこともよ〜く覚えている。 

クラスの担任でもあった先生には色々お世話になったな〜 先生、お疲れ様でした! まあ、タバコの件は時効ということで・・・

今日の写真は西宮、鷲林寺よりの甲山。












11月18日(水)

この前の日曜日に冷蔵庫で4ヶ月間眠らせていたイタリアで撮った60本のトライXを半分ほど現像、なかなか渋いのもあった。 しかしフイルム現像からプリント、手間かかるけど、なんかいいのが出来そうな気がする。

今日の写真はミラノ郊外の工事現場のタワークレーン、日本のとは微妙に違う。












11月14日(土)

デジタル仕事をやっていて気づくのは「きりがない」ということ。 それがいいか悪いかは別として、きりの無いことって疲れるよな〜

今日の写真は西宮、松園町あたり。











11月10日(火)

ここのところ暖かく、汗にまみれての仕事、しんどかったり楽しかったり。 

きつい体勢で撮影中、足がつって「あ〜コブラあがりや〜」と言うと「何それ?」の反応、「あっ、こむらあがりやね」と訂正すると「それを言うならこむらがえりや!」「・・・」

こんなふうに間違えて覚えてるボキャが後いくらぐらいあるんだろう? でも、ふくらはぎがつるのは、こむらがえりより「コブラあがり」のほうがイメージ的にピッタリなんだけどな〜  

今日の写真は西宮、豊楽公園。











11月1日(日)

今年は日本シリーズが面白い。 今日のテレビ解説、新庄と清原はメッチャ面白かった。が、なんといっても日本シリーズで4番を打っているのが母校の後輩というのがね〜 気持ちいいね〜 頑張れ高橋君!

今日の写真は神戸市北区上津台。












10月29日(木)

先日、バイト先で二十歳過ぎの若者と話す機会があった。 仕事のこと、お金のこと、車のこと、二十歳の若者ってこんなんかな〜 幼いよな〜 でも僕も二十歳の頃は、きっとこんな感じだったんだろう。

人生の先輩として「なんでも30年続けたら、ものになるんじゃないか」と一言、若者は「30年っすか」と鼻で笑った。 当然だろうな、30年なんて言っても想像できんよね〜 でも、おじさんは最近そう思うのよ。

今日の写真は神戸、ポートアイランド。












10月24日(土)

ばたばたと一週間、天気もマーマー思うようになってくれて予定通り、来週も頑張りましょうか。

今日の写真は堺、津久野駅あたり。












10月17日(土)

オープンページの写真がNO.200を超えた。見返してみるとなかなか面白いのもある。 また建物風景できそう。 今回のオープンページは先日の撮影時、偶然カーブミラーに映っていたスタジオレム、真剣に撮ってるな〜

今日の写真はイタリア、ポンテ・ノッサ。












10月14日(水)

思うようにはなかなか進まないけど、まったくだめなわけでもない。 自分では1年ほど前から、なんかこう、見えてきてはいるんだが・・・まあ、先のことはあまり考えず、今自分にできることをがんばりましょか。

今日の写真は神戸港。












10月9日(金)

台風18号が過ぎ、昨日の雲はとてもよかった。

今日の写真は中津から梅田あたり。 どうするん?というほどの大きな建物の工事が進んでいた。












9月29日(火)

少し前にテレビで、今年のヴェネチアビエンナーレ作家ヤナギミワの特集を見た。あの写真の大きさとモデルのメーク、演出にはすごいな〜と感心する。

写真は、彼女ではなく専属のカメラマンが撮影、それをコンピューターで調整して作品を制作していく。 そこが写真家じゃなくて美術家と称しているところなのだろう。 あるものではなく自分で作りだして行く写真、これはかなり難しいというかなんというか、次の彼女の作品が見てみたい。

今日の写真はミラノの広告写真、これもでかかった。 今回のオープンページ写真はエストモさんが種から育てたザクロの実。 小さな種からおよそ5年の歳月、この秋やっと実がなった。 少しカンドー。












9月23日(水)

月曜日に久しぶりに梅田のほうに出かける。 梅田というか大阪駅というか、その辺の変わりように驚く。どんどん高くてでかいビルが建ち並んで、空が狭くなっていた。

梅田に出かけた目的は、写真家加藤文彦さんの個展を見るため。その個展をやってる大阪ニコンサロンも高い高い透明なビルの13階にある。

今回の加藤さんの屋久島は前回の屋久島と比べて完成度が高まったというか、見る人を「う〜ん さすが」と言わせるところに来ていると思った。プリントのものとしての価値も確かにあり、売りのレベル、これから加藤文彦という写真家がどうなっていくのかがとても楽しみ。

でも、ひとつ気になったのは、完成度が高いっていうことが良いのか悪いのか、98パーセントぐらいはいいのだろうが、残り2パーセントの、完成度が高いからここが悪いという、「ここ」が大切なんかな、などとエラッソウに思ったりもした。

写真の話やら生活の話やら、ニコンサロンで加藤さんと話し込む。 加藤さんとのミーティングはいつも時間を忘れてしまう。イタリアから帰って少し停滞気味だったが、そろそろ自分も頑張らんと、という気になってきたり、遠い道のりのことを思い茫洋としたり・・・ま、前進しよう。

今日の写真は神戸港。 この連休は来年もあるんかな?











9月12日(土)

先日は京都の園部の方へ。 田んぼは綺麗な黄金色で、あちらこちらで稲刈り風景、ついつい車を止めて撮ってしまう。

今日の写真は京都府園部。












9月2日(水)

9月に入り昼間はまだ暑いが、朝晩はとても涼しい。 昨日今日は綺麗な青空で、気配は秋。

先の選挙は民主党の圧勝、当落の状況のニュースを見ていると、諸行無常というか、いい事ばかりも続かないけど、悪いことばかりも続かないということを強く感じた。 要は継続するってことなんかな。

今日の写真はポンテ・ノッサ。 コンクリートの打ちっ放しの建物は町の墓所。












8月28日(金)

ばたばたと忙しく、ぶらぶら日記の更新がなかなか思うように進まない。 ぶらぶら写真の方もイタリアから帰ってからはほとんど撮りに出ていない。暑いこともあるがそろそろ日本の写真に切り替えないと・・・

今日の写真はミラノ、朝の7時前ごろ。












8月22日(土)

暑い日が続き少々バテ気味、しかし甲子園はもう準決勝、爽やかな秋はもう少しです。 頑張りましょうか。

今日の写真はポンテ・ノッサ、墓地のアプローチ。












8月14日(金)

以前、CDで聴いたピアニストのグレン・グールドのバッハは良いのか悪いのか、さっぱりわからなかった。わかるわからないだけじゃなく、好きか嫌いかもわからないほどの、わからなさだった。

さっぱりわからないまま、いつも頭の隅に残っていたグレン・グールドのCDを昨日エストモさんが聴いていた。エストモさんは非常に良いというが、僕にはまだわからない。 だけど、わからないということで、いつまでも覚えているのは間違いないだろう。 これって、アートなんだろうな。

今日の写真はミラノ、スフォルツェスコ城の中にある美術館。












8月6日(木)

今日は広島原爆の日。 そういえば13年前にポンテ・ノッサでやった個展は「8.6HIROSHIMA」、8月6日の朝から夜までの広島平和公園の催しを撮った写真と市民球場や広島城の写真をコラージュした作品だった。

今のオープンページに使っている写真の絵も、13年前に制作したもの。エストモさんの写真と絵をマックで合成加工してプリンターでジーコージーコーとA3のケント紙に出力したものをトランクに詰めてイタリアに持ち込み、現地で貼り合わせ制作した。

ケント紙を詰め込んだトランクの重さは尋常ではなく、手がちぎれそうだったことを思い出す。

もうどっかに捨てられてしまっただろうと思っていた作品を、エミリオはちゃんと保管していてくれて、僕らがポンテ・ノッサに着くのにあわせて、ギャラリーで綺麗に展示していてくれた。 その作品を見た瞬間、ちょっと「ウルッ」となったのと、まだまだいけてるやんと、得意の自己満足・・・いいよね。

今日の写真の人がエミリオ・モランディ。 プレモローの山荘にて。












8月3日(月)

ここのところ竣工写真がとても暇な状態、イタリア行きでお金も使い込んだしこれではイカンと、とりあえずメールで営業、新規のお客様開拓のため、突然の営業メールで失礼とは思いながら、インターネットでアドレスを調べて、せっせと送信している。 皆様、写真の御用がございましたら、なんとか、よろしくお願いいたします。

今日の写真はミラノセンター駅付近。












8月2日(日)

13年前と自分の写真はどう変わったのか? 縦アングルがなくなり、99パーセントが横アングルになったことと、草花の写真が多くなったぐらいだろうか、でもビミョーな変化は確にありますよね。 

今日の写真はミラノ、ポルタ・ガリバルディ駅前。












8月1日(土)

うっとーしい暑さが続くが、夏の高校野球の代表が今日、全て決まった。 夏は天候とは関係なくずんずんと進んでいく。 人生も同じようなもんで、調子が良かろうが悪かろうが、成功しようが失敗しようが、金が有ろうが無かろうが、ずんずんと進むのです。 

今日の写真はポンテ・ノッサを流れるセリオ川。 奥にちらりと見える石のアーチの橋が、この町の名前の由来になった石橋。












7月28日(火)

ミラノのギャラリーへの売り込みは無謀にも飛び込み営業。 我ながらようやったと思うが、他の人にはお勧めできない、メチャメチャプレッシャーで、ピンポ〜ンを押すまでに気持ち悪くなってしまった。アポは必要です・・・

それでも写真は写真、いい写真であれば言葉が通じなくてもアポなしでも何とかなるだろうとピンポ〜ンを押した。ラッキーなことにギャラリーのオーナーがいて、「アイアムジャパニーズフォトグラファー」「プリーズルックマイフォト」とかなんとか、わからないところはエストモさんにホローしてもらい、なんとかBURABURA-6を見てもらうことに成功した。 少々強引で申し訳なかったが、今回は御勘弁していただいた。

ギャラリーのオーナーはパラパラとBURABURA-6をめくり、写真を最後まで見てくた。 名刺をくれ、僕のカードを受け取ってくれ、その後・・・・それだけはちょっと言えんな〜

その後、わけのわからないファイトが沸いて来て、写真はアートに向かわなければならないのだ、ということを確信、これは今回のイタリア行きの大きな収穫だったような気がしている。

今日の写真もポンテ・ノッサ。 ちなみにイタリア語でポンテは橋、ノッサは石、ここの地名は石橋なのだ。











7月26日(日)

ミラノの写真ギャラリーは、日本のような場所貸しギャラリーではなく、売りのギャラリーがほとんどらしく、ギャラリーに行ったらまずチャイムを鳴らして「写真を見せてもらえませんか」とお願いする。

そうして写真が展示してある部屋に連れて行ってもらい、作品説明と値段の載っているパンフレットを見ながら写真を見る。 お前に買えんのかよ〜みたいな視線が容赦なくビシビシと伝わってくる。

僕が入ったギャラリーには、男の何を紐で縛り上げ、何がうっ血して苦しそうな男のヌード写真が、四つ切ぐらいの正方形のモノクロームで渋く飾られていた。 撮影メープルソープ、18.000ユーロー・・・・買えるか、そんなもん!

日本円で約250万円、メイプルソープぐらいの大物の写真だったら250万円は高くは無いんだろうね。


写真はポンテ・ノッサの路地。













7月20日(月)

イタリアから帰って、写真のことばかり考えているがなかなか答えは見えてこんね。 こんな時は動かんとだめなんだろうが・・・   今日やっとイタリア行きのデジカメデータの整理が終了、次はフイルムの現像だ。

今日の写真はポンテ・ノッサのアパートメントの天井のコーナー。 ホンマさんや大森さんなんかが、こんなところを撮った写真は見たことあるけど、ホント、ついつい撮ってしまいたくなるところやね。












7月14日(火)

BURABURA-6を見てくれた人はほとんど「ナイス」とか「グー」とか言ってくれたけど、どのへんがグーでどのへんがナイスなのか、なかなか通じない言葉がもどかしい。 

今日の写真はポンテ・ノッサ。











7月12日(日)

イタリアの宿泊は、初日のミラノをのぞいて、ポンテノッサのギャラリーオーナーのエミリオ・モランディーの親族が所有するアパートメントに滞在させてもらい、食事は上の階に住んでいるエミリオのところで毎日ご馳走になる。

毎日シンプルなイタリアの食事、パスタ、パン、チーズ、ハム、ワイン、サラダ、フルーツ、お菓子、コーヒー、ほぼ昼夕はこんな感じで、朝はコーヒーにクッキーと軽め。

これがすごく美味しくて癖になる。 日本に帰ってきてからもパンとチーズが食べたくて、昨日も今日もパン食、それなのにお酒だけはワインじゃなくて焼酎なのは、単なる経済的問題・・・やね。 

それと二回ほど山の上のロケーションのすばらしいレストランで、ご馳走になったが、本場イタ飯屋の味はもちろん、最高でした。 今日の写真は、その山の上のレストラン少し手前の路上より。こんなところにレストランがあるのは反則でしょ、という感じのところでした。












7月11日(土)

木曜日の夜に無事帰国、時差と蒸し暑さでぐったり、それにしても日本は蒸し暑いわ〜

今回のイタリア行きは、ミラノのから電車で1時間ほどのベルガモと言うところの、もうすこし北のポンテノッサという町にあるギャラリーが開催するパフォメディア2009というイベントへの参加で、その中のアートブック展にエストモさんの絵本と僕のBURABURA6の展示、それとアートパフォーマンスをいろいろな国からやって来たアーチストと共にやってきた。

言葉がなかなか困難だったが、そこは中学生ぐらいの英語でなんとかカバーはしたが、13年前には1度聞いたらすぐ覚えていたイタリア語の単語が今回はなかなか覚えられず、脳みその老化を思い知らされた。それでも語学は絶対に必要ということを痛感、なんとか海外で生活できるぐらいの英語を身につけたいね〜

イタリアであったことや写真はまた少しずつ・・・今日の写真はミラノ中央駅の西側。