2006年のぶらぶらフォト日記



2月28日(火)

トリノオリンピックも終わり、花粉もそろそろ。最近目が痒いのは花粉のせいなのだろうか。

 竣工写真もそろそろシーズンになったらしくカレンダーに印が増えてきたが、天気は思うように行かず、印が中々消えない。 残している仕事は気分的にヒジョーニ疲れ、些細な事でも早く終わらせなくてはと思うと、また疲れる。

今日の写真は大阪淀川区、新大阪駅近くの新御堂筋の高架下。赤い星の落書きがミョーにかわいかった。








2月24日(金)

朝の5時半に起きてフィギアスケート観戦。荒川が金メダル、村主は4位、安藤は入賞ならず残念だったが、みんなよく頑張りました。

個人的には村主の演技が好きだったが、点数がちゃんと出る競技、絵や写真や建築みたいに絶対僕の方がいいなんて、ハッタリはきかないのだ。

今日の写真は淀川沿いの白い高層マンション。このマンションの上の方の住人が、エレベーターの中で過ごす時間は人生の何パーセントぐらいを占めるのか僕は知りたい。








2月23日(木)

今日は新大阪の方でマンションの撮影。本当は土曜日が撮影日なのだが、土曜日は曇りの予報が出ていて、今週で片をつけたい僕としては、晴れの予報が出ている今日の午前中に外部撮影を終わらせ、内部を土曜日にとそんな計画を練ったのである。

10時前にカメラをセット、1カット目はすぐに撮れたのだが次のカットが思うように行かない。あなたと雲のタイミングが悪すぎるのよ、なんとかしてよ〜なんて太陽に願ってもどうにもならない。

結局2カット目を撮り終えたのは12時過ぎ、それでもなんとか撮り終えた。天気には勝てない、勝てない、といつも言っているのに、天気をどうにか調整しようと企む愚かな自分に気付き反省。それでもカメラマンとして撮っている間はこの反省は繰り返されるんだろう。

夕方の天気予報では土曜日の天気は晴れ・・・ガクッ。今日の午前中の苦労は何だったのか?自分の想像力には色々と苦労させられるものだ。

今日の写真は今日の淀川河川敷。春の気配を感じた。








2月22日(水)

今日は早朝からフィギアスケート女子のショートプログラム。まあまあの位置につけているのでなんとかメダルを獲って欲しいが、獲ると大変だろうなあ、なんせ唯一のメダルになる可能性が高いのだから。

オリンピックよりも面白かったのが早稲田ラグビー部。トヨタ戦、東芝府中戦、撮影にも行かずにしっかりとテレビの前で観戦した。特にトヨタ戦は久々に面白い試合だった。

最近の社会人は強そうだ。外人の選手も何人か入っていて迫力満点。学生不利はどうしようもない。そんな中での早稲田の勝利、これはやはりすごい事なのです。

今日の写真は大阪中央区、住友ビルヂング。最近流行のビルに比べるとソートーに重そうで頑丈そうだ。でも竣工が1930年と言うから、まだ76年ほどしか経っていない。街の中ではすでに骨董品のような建物といった感じだが、まだまだこれからなのです。








2月18日(土)

 トリノオリンピックが盛り上がらない。1週間たつがメダルはゼロ、これではしょうがない。まあ、長野から知っている顔ぶれがメダル期待の選手になるようじゃ当たりまえか。世代交代の失敗は大きな不振原因のひとつだろう。

しかし、スケルトンの越選手には同情したい。競技後インタビューで、ぐっと帽子を深めにかぶり「勝てないよなあ・・・」とつぶやいた一言に僕はジーンときた。

越くん、前を向け!胸をはれ!人間、中々勝てないもんよ、簡単に勝ってしまうものもいるが、ほとんどの人間は中々勝てないものだ。勝てない悔しさ、努力が報われなかった事を味わった人の方が、簡単に勝ってしまった人より数倍深い人間になる事ができると思うよ。

越君、これからは後進の指導に当ろうじゃないか。君ならきっとすばらしい選手を育てる事ができるはずだ。日本のスケルトンの将来は君に掛かっている・・・インタビューを見ていて、彼にそう言ってあげたかった。よくやった、越君。

今日の写真は雨にけむる東神戸大橋、とても美しい橋だ。








2月16日(木)

今日は写真整理と鳴尾の方で撮影の打ち合わせ。

昨日は深江浜で工場の撮影。工場の屋上から撮った深江浜の工場群は中々渋いものがあり、何年か前に撮っていたサイレント・ライトのシリーズを思い出した。

あの頃は夜中、ハッセルにベルビアを詰めて橋の下や工場の写真を撮っていた。深江浜にも何度か行ったことがあるが、3年ぐらいやって、このシリーズはもういいかと思いそれ以来撮っていない。

サイレント・ライトの写真はドキッとするはど綺麗ではあったが、ただ綺麗なだけの様な気がしてきて撮るのを止めた。うまいとか綺麗とかじゃなくて、それ以上の写真・・・それを探し出すために日々撮っているのだが、なかなかだ。ひつじは簡単には捕まえられないのです。

ぶらぶら日記の第1回目に書いた「逃げたひつじ」のコピーを思い出す。

今日の写真は公園で遊ぶチュンとペケ。チュンの精一杯のジャンプを見事にキャッチした貴重な1枚。








2月12日(日)

昨日は心斎橋で打ち合わせ。その後、梅田までぶらぶら。土曜日の心斎橋付近は人が多く撮影しにくいのだが、それより何より車が多くほとんど撮れない。そこでいつもの裏道の撮影になる。

裏道は会社が休みなので、ほとんど人がおらず撮影にはもってこいだ。いろんな建物を見ながらぶらぶら撮影するのはとても楽しい。

ヨドバシカメラに久しぶりに買い物に行くと、白黒写真のフイルムや印画紙、薬品の値段がとても高くなっているのに驚いた。それと印画紙の種類も減っている。まあ、デジカメの影響でしかたない事だ。

僕は5ヶ月ほど休んでいた白黒写真を再開しようとフイルムと薬品を購入、デジカメコーナーには、あふれるほどの人だかりだったが、白黒写真コーナーにはマニアックな、少し怪しい人達がポツリポツリいるだけだった。

今日の写真は大阪中央区土佐堀。左に少しだけ見える仮囲いの中ではかつての幸福銀行ビルが解体されている。いつまでも残る建物はないのだろうが、日本の建物の解体、構築のサイクルは、あまりにも早すぎないか。

その解体現場の横にあるこの建物は築後何年かわからないが、とてもいい味を出している。壊してしまおうと思う建物と、まだまだ使いたいと思う建物の差は、やはりその建物から発せられているスピリットだと僕は思う。そしてそのスピリットはディティールに宿るのです。 これホント。








2月10日(金)

今日は川西で撮影。天気はいいが、雲の動きがとても早く不安定な冬の空。こんな時は夕方綺麗な夕空になる確率が高く、案の定今日も綺麗な夕空になった。

最近ちょっと睡眠不足。やっていた仕事が一段落、今日は早く眠りたい。 今日の写真は猪名川河川敷の夕景。こういうロケーションに出くわすと64メガのメモリーチップ2枚じゃ足りない。








2月9日(木)

寒い日が続く。撮影にはホカロンが欠かせない季節、天候の方も良かったり悪かったりと安定せず、今日も外観の撮影が残る。明日晴れてくれる事を願って退散。

今日の写真は六甲大橋から見た神戸住吉浜町のタンク群。 後ろの山は、もちろん六甲の山並み。








2月6日(月)

土曜日は、夕方から六甲アイランド。 風がきつく寒い日だったが、とても空が綺麗だった。

写真は六甲アイランド高校付近。








2月4日(土)

昨日は写真の整理。整理をしながらチラチラとニュースを見たり聞いたり、なんとも色々な事件がおこっている。ニュースキャスターが「どうした、日本!」なんて言う始末だ。

そんなニュースの中で僕が1番気になったのは、16歳未満の午後7時以降のカラオケボックス立ち入り禁止。テレビ画面では高校生らしき学生が4,5人で歌っていた。

今頃の高校生、中学生はカラオケボックスで歌う・・・ これにびっくりした。そして店ではそれを歓迎している・・・この構図が今の日本を物語っているようだ。 僕らの頃は駄菓子屋で買い食いしただけで怒られてたのに、今のガキには金が掛かるんだ。

何をするにもお金がいる。そのお金を稼ぐ為に少々のルール違反はかまわない。モラルなんて言ってられない、お金が掛かるのよ、いるのよ、そんな世の中の仕組みなのよ、しかたないでしょ。 子供たちにもカラオケボックスに行かせてやらなければいけないのよ、塾にも大学にも。 この日本、お金持ちが偉いのよ、貧乏人はもっと働きなさいよ、利口に稼ぎなさいよ・・・日本中からそんな声が聞こえてきそうだ。

うつぼ公園と大阪城公園のブルーシートの家が無事撤去されたというニュースも先日聞いた。撤去理由は「催し物の邪魔になるから」だそうだ・・・そこまでして催さないといけない催し物って一体何なのか?日本で言われているモラルって何なのだろう・・・








2月3日(金)

昨日は大阪谷町9丁目交差点付近で撮影。天気も良く順調に撮影していたのだが、夕景の撮影少し前に、前面道路の少し南側で「ド〜ン」という大きな音がした。

えっ、と思ってみて見ると、型枠の材料を積んだユニックが荷崩れをおこし、道路に型枠が散乱しているではないか。道路は渋滞、パトカーまで出てきて交通整理。

夕景の撮影時間帯は、ほんの20分ぐらいしかなく、シャッタースピードは10秒以上かかる。しかしカメラを据えてる前の道は大渋滞で、待っても待っても車は途切れない。やめて帰るか、とも思ったのだが天気のコンディションも良く、どうしても撮りたい。

それには前面3車線の車に、建物に掛からない位置で止まってもらうしか方法はない。前が空きすぎたら止める車のドライバーは止まってくれない。建物の前だけ、車4、5台分ぐらい空けて後続車を止めなくてはいけないのだ。

そこで以前やっていたガードマンの仕事が役に立つ。信号が変わるタイミングを見計らってゆっくりと、ゆっくりと車を止めていく。見事に建物の前だけ、3車線分の車を止め、15秒のシャッターチャンスを作り出す事に成功した。ドライバーの皆さんに感謝。

困った時に、前やったバイトの仕事が役に立つた。「人生には無駄な時間はない」と誰かが言っていたけど、まったくその通り。信号を相手に「一人片側通行」という難技を教えてくれた警備会社のHさん、お元気ですか?そして、ありがとうございました。

今日の写真はその現場の前。僕は道路の横にある緑色のボックスの付近にカメラを据えていた。よく見るとちょっと不思議なロケーションだ。




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