2〇〇4年のカメラマン平のぶらぶらフォト日記

1月24日(土)

年明けに受けた健康診断の結果が送られてきた。再検査要が4項目ほどあった。やっぱりかと言う感じである。サラリーマンを辞めてから12年間健康診断はしていないし、再検査の要因のアルコールは20数年ほぼ毎日飲んでるしで最近は不整脈が多かったし、腹も出てきて体重も増えた。

と言うわけで今日から毎日飲んでたアルコールを2日に1回にしようと決めた。もうそんな年になったのかとため息がでるが、写真をもっと長いこと撮らねばならないのでしょうがない。

今日はアルバム作りと写真整理。夕方から今使ってる携帯が調子が悪くなったので約5年ぶりに携帯電話を買いに行く。買ってきて説明書をぱらぱら見るがややこしそうでいやになる。頭の方も診断せなあきまへんな。



1月23日(金)

昨日は丹波篠山の、こんだ薬師温泉「ぬくもりの湯」の撮影。
外構工事が終わってないので内部だけの撮影なのだが、一日で60カット!けっこうあせる。
しかし現場の人の協力とエストモの力で朝8時半から夜7時まででなんとか撮りきることができた。まーあせっているのはカメラマンぐらいで何事も何とかなるものである。
しかし不思議なのが腹の減りようで、昨日なんかは立ったまま、あんぱん一個とむすびを二個ほどだけで一日やり切れるが、これがアシスタントでやってる時はメチャクチャ腹が減り昼の食事時間を削るようなカメラマンは絶対許さんと思うのである。昨日はみんな僕に対して、そお思ったんだろうなー。

寒波襲来で外は氷点下。みなさんお疲れ様でした。

その温泉は篠山市の今田町にあり舞鶴道三田西インターから30分ぐらいで行けます。とても立派な温泉があり、大露天風呂もあり感じのいい日本料理店、そして特産品加工体験工房もあります。2月1日オープンだそうです。ぜひ一度行かれてはいかがでしょうか。



1月19日(火)

今日は千里山でマンションの撮影。天気が午前中今一だったので外部は明日にする。

今日の撮影にはレムのシンボルマークでもあるアスターを連れて行った。朝9時前撮影スタートから夕方6時撮影終了まで、ずーっと車の中で吠えていた。車の窓ガラスはアスターの息でべとべとになり中はかなり臭い。一匹になるとかならず「鳴く犬」に変身する。

アスターはホントに賢く、とてもいい奴なのだが、唯一この鳴き癖か欠点だ。分離不安とか言う症状で甘やかされて育った犬に多いらしい。しかしアスターは今年で14歳、人間にしたらもう70歳ぐらいじゃなかろうかと思うのだが、この癖は治らない。

この賢い犬がなぜ一日中鳴くのだろうか?喉は渇き、嗄れ、体力は消耗しきるのに何故そこまでして鳴くのか?わからんなー。

今はごろんと仰向きになってテレビの前で「今日の仕事はきつかったなー」みたいな表情で大きないびきを掻きながら寝ている。

あと何年こいつと一緒に撮影に行けるかわからないが、できるだけ連れて行きたいと思う。その時はどうか皆さんうるさいなんて言わずに「おっ、今日もアスター仕事がんばっとるなー」とこの老犬を励ましてやってください。




1月16日
今日は狭山市に撮影の打ち合わせ。今月末は、ちょっと忙しそうです。

今週の月曜日は成人の日でした。この日は全国の写真館が一年のうちで最も忙しい日なのですが、建築専門カメラマンの僕にとっていつもは只の成人式の日に過ぎないのです。
しかし、しかし、今年はある建築家の娘さんの成人式ということで、頼まれて僕もなんと二十歳のポートレートを撮影しに行ってきたのです。

日頃撮りなれてない人物撮影はやはり緊張しますし、写真の良し悪しの前の段階に時間をとられてしまうのです。照明、露出、立ち位置などですが、こんなもんは慣れていればすぐに済むこと、大切なのはいかにモデルのいい表情を逃がさず捕らえるか。それだけなのですが、それが思うようになかなか出来ない。

いい作品なんて案外さっと簡単に出来るもんじゃないかなと思う。建築写真の場合でも簡単にアングルが決まった方がいい写真になる可能性が高く、悪い写真になればなるほど時間が掛かるもんなんですね。
何事にも経験は大切です。が、あまり重要に考えないほうがいい。2,3回やればわかる事だから。

今回の成人式写真はそれでもなんとか、僕なりに合格点がやれる写真になったとは思っているのですが、こればっかりはクライアントがどう思うかですので何とも言えません。




1月11日(日)
今日は午前中宝塚で撮影。とても寒い!

昼から恵比寿さんに行く。西宮神社は休日ということもあって、すごい人出だった。
恵比寿さんには毎年行っているが、不思議に思うのがあのマグロのお供え物。
お供え物のマグロは別にどーこー思わないが、そのマグロによってたかって小銭を貼り付けるのはいかがなものか。冷静になって考えれば、不気味で残酷。神社の人は何を考えているのかよくわからない。「これも霊感商法の一環よ」今年は神様に頼らないと言っているエストモがつぶやいた。なるほど。




1月9日(金)
今日は午前中に写真ファイル制作。夕方、大阪の設計事務所にお届け。

1月のカードが出来たので発送準備にかかる。もう少しお待ち下さい。

カードの準備をしていたところに写真家Kさんから年賀ポストカードが届いた。Kさんは年末年始、屋久島に行って撮影していたそうで、屋久島の滝と思われるとてもファインなプリントを送ってくださった。
このところ、ブレブレ、ボケボケのしゃしんを毎日焼いていたので、Kさんのカードを見てなんか、しゃきっとした。それほどファインな写真なのだ。
今回、僕のカードはうちの猫。屋久島の滝とはえらい差があるなーとエストモ。たしかに・・

ぶらぶら写真の方はなかなかうまくいかない。今回が4冊めで”BURABURA4”になるのだが、今までで一番難儀。どうまとめるか、試行錯誤中だが自分なりにはなかなかいい線行くんじゃないかと思ってます。



1月8日(木)曜
今日は1日ぶらぶら写真のプリント。4つ切りのバライタ紙に十数枚焼くがどれも良くないので嫌になっている。

昨日は10何年かぶりの健康診断に行ってきた。
胃の検査でこれまた20年ぶりぐらいにバリュウムを飲まされた。20年前もちょうどこんな季節だった。入社4年目ぐらいだったと思うが突貫工事の竣工前。毎日毎日現場から帰るのは午前様。担当工事の職人に張り付いて事務所の中のデスクワークではなく現場で作業の相番を夜中までやっていた。夜は決まってカップヌードルとパン。寮に帰ったらおかずだけをちょっとだけ食べて部屋でサラミソーセージをつまみにアーリータイムスをボトル半分ぐらい毎日飲んでいた。
2週間ぐらいで調子が悪くなって半日ほど現場を空けて病院に行った。そこで飲んだイチゴ味のバリュウムは、なぜかとても美味しく感じられたのだが今回のバリュウムはメッチャまずかった。
あの時いつも行動を共にしていた鍛冶屋の角さんは元気でやっているのだろうか?この季節になると思い出す一人である。



1月6日(火)
午前中にヨドバシカメラに買い物。
昼からベタ焼きと1月のカード制作。カードがなかなか決まらず明日に持ち越し。
明日は朝から健康診断。昼からは花園決勝戦。明日もはかどりそうにないなー。



1月5日(月)
朝、ラボにプリント出し。その帰りに建築家Iさんの事務所による。何十年か前の建築雑誌を見せてもらった。その中に象設計集団のドーモ・セラカント(シーラカンスの家)が載っていた。何回か雑誌で見たことはあったが、こんなに詳しく紹介されているのを見るのは初めてだ。とてもいい。建物もいいが、ざらざらの白黒写真もすごく良かった。たぶん写真家は北田英治さんだろうな。がつんと鉈の切れ味だ。
1974年竣工。写真の大竹康市さんが笑っている。(象設計集団の中心的人物、大竹康市氏は1983年逝去。享年45)

昼からは年末年始に撮影した白黒フイルム現像。そのあと梅田のヨドバシカメラに行こうと思っていたのだが、高校ラグビーをやっていたのでついつい見てしまい、なんか行くのがだるくなって明日にする。



1月4日(日)
今日も昨日書いた年末の写真のセレクト。これで撮影後の作業が3日かかっている。
ちょっと時間かけすぎか、いやかかるもんはかかるのだ。

今日で正月休みも終わり、また一年が動き出す。僕の場合年明けの注文仕事の予定は今のところ11日からとゆっくりなので、それまではぶらぶら写真の撮影や現像、1月の新年カードの制作とマイペースのスタートです。

また今年も一年よろしくおねがいします。



1月3日(土)
今日も年末の写真整理。35ミリで撮った建築写真だ。
35ミリでの建築物の撮影は簡単そうに見えるけど非常にやりにくい。撮るときは速く撮れるのだがその後が時間がかかる。よく予算が無いから35ミリでという人がいるが、それは非常にカメラマン(僕だけかもしれないが)泣かせなのだ。

シノゴやブローニのアオリが効くカメラで撮ればきちんとした建築写真という商品になる。
しかし35ミリの場合はその写真を建築写真という商品にするのはなかなか難しい。
普通に撮っていたのではシノゴやブローニのアオリカメラに勝てない。だから35ミリで建築物を撮るには雰囲気とカッコよさとスピード感で勝負する。
だから普通の建築写真とはちょっと変わった写真ができる。僕はその35ミリ写真がうまく行った時の写真は大好きなのだが、そんなんは”いらん”と言われる場合も多々ある。
そんな時は逆らわずに普通に35ミリで撮るのだが出来はフツー以上にはならない。

今では写真は誰にでも簡単に撮れる様になった。そのうちシノゴやブローニクラスの写真を誰でも簡単に撮れるようになってくるだろう。そんな時カメラマンが生き残る道は、写真のオリジナルしか残されていないのではないだろうか。そういう意味でも僕は35ミリの建築写真に将来性を感じている。

まだまだ書き足りないが話が重くなってきたので今日はこのへんで。



1月2日(金)
年明け2日目、朝のお屠蘇をがまんして年末に撮った写真の整理。しかしなかなかはかどらない

やはり世の中が休みだとどーしても気合が入らずテレビの方へ目がむいてしまう。
その中でもクイズ番組で新庄が鉛筆を転がして1千万円をゲットしたのには驚かさせられた。恐るべし新庄剛志。
今年の日ハムでの活躍が今から楽しみだ。札幌の北海道のファンは盛り上がるだろうな〜

僕が新庄で思い出すのは野球の活躍はもちろんだが、うちの近くに石井修さんという建築家が設計した万樹庵というとても素敵な家があり、僕はカメラを提げてその家を見に行ったことがある。石積みの壁から鉄骨の柱が伸び、それにそって蔦が外部を覆い隠しその中にはガラス張りのリビングがある。さすがは緑の棲み家の建築家。ほーっと唸らせる。
外をぐるぐると見て回りながら写真をパチパチ。建築家のセンスもいいが、この家に住んでる人はどんなにセンスのいい人なんだろうと思いながらいると、ふと表札の文字が目に飛び込んできた。表札いっぱいの大きな字で 新庄 剛志 と書かれていた。
まだ彼がアメリカに行く前のことだったので、今はどうなっているのかわからないが、この家の良さがわかる新庄はただのノーテンキ兄ちゃんとはちょっと違うなと思った記憶が蘇った。
車はフェラーリ、家は石井修。新庄君、なかなかやるなー。



1月1日
あけましておめでとうございます。
そして長らくのご無沙汰でした。1年10ヶ月ぶりのぶらぶら日記の更新です。
今年は書けるだけ書こうと思っていますのでまたよろしくお願いします。
写真の方は毎回は載せれませんが機会があるごとに載せていこうと思ってます。

さて、今年の初詣は奈良の東大寺の除夜の鐘をついてきました。
大晦日の夜10時ごろから2時間並んでやっとつけました。大仏様も見えて、
いい年越しでした。
しかし家に帰りついたのが4時過ぎ、結構きつい初詣でした。


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