2005年のぶらぶらフォト日記


4月3日(日)

久しぶりの日記更新。竣工写真はだんだん落ち着きつつあるが、天気の都合や諸事情で延びている物件の片をつけなくてはいけないので、もうしばらくはバタバタしそうだ。

バタバタとやっている間に前の公園の桜が咲いた。ここが自然のすばらしい所で、ゆっくりとゆっくりとだが、かならず花を咲かせ、実をつける。「何をばたばたやっとるか。ゆっくり確実にやっとれば、いつかはきっと花が咲くから」そんな声が聞こえてきそうだ。

先週は村野藤吾が設計した大阪難波、新歌舞伎座の、ちょうどまん前のビルで撮影があり、正面上から村野藤吾の作品をじっくりと見る事が出来たが、さすが。唸らされる。ディティールに建築家の魂が宿っている。巨匠67歳の時の作品だそうだ。若手の皆さん、まだまだ時間はありそうです。がんばりましょう。

今日の写真は大阪梅田。








3月20日(日)

竣工写真は今がピーク。昨日は姫路、今日は神戸、明日は京都と色々と行くが、なかなかこちらの思惑道理には行かない。天気には勝てないし、現場も共同作業で、こちらの都合ばっかりは言っていられないのです。楽しくやりましょう。

今日の写真は神戸ポートアイランドの灯台。










3月11日(金)

今週もほとんど竣工写真。今日は朝のうち三宮で撮影して、昼から塚口で撮影の予定だったが、現場の都合で塚口は延期になった。雨も降っているしちょうど良かった。

撮影だけならいいのだが、あとの写真整理(ネガの仕分け、トリミング)にもけっこう時間が掛かり、夜には一杯やらないといけない僕としては、早朝にこの作業をやっているので、少々睡眠不足ぎみ。でも今年は花粉症の症状が出ないので、すごく楽。

今日の写真は大阪日本橋近くの阪神高速高架下。










3月8日(火)

昨日、今日と天気がよく、撮影が順調に進む。最近は夕景の撮影時間が6時半ごろと、めっきり日が長くなって春を感じる。

今年は花粉が多いそうで、どうなる事やらと思っていたのだが、今だ花粉症の症状は出ていない。もしかすると直ったのか?直ったとしたら理由は2つだ。あれと、あれか!あれとあれは、今シーズン花粉症が出なかったら発表します。

今日の写真は神戸市東灘区の辺り。この写真も僕的にはヒジョーに好きな1枚だ。








3月6日

昨日はぶらぶら写真のフイルム現像。18本現像しようとしたが、開始時間が遅くなり、12本で終わり。開始時間が遅れたのは、エストモさんがやってる確定申告の手伝いの為。と言っても一年分の電車賃やバス賃を書き出しただけなのだが、これがヒジョーに疲れたのだ。毎年キチンと申告書を完成させるエストモさんをとても尊敬する。

今一元気が出ないのは、申告の手伝いもあるが、今月のぶらぶら写真にあまり当りが無かったからだ。ちょっと遠出して、ぶらぶらして来たいもんだが、今は建築写真のピーク。遠出はもう少し先になりそうだ。

今日の写真は淡路島の馬鹿でかい観音様。頭の方までエレベーターで昇ることが出来るみたいで、さぞやいい景色が見られるだろうと思うが、それでえんか?と建築主につっこみたくなる構造物である。









3月4日(金)

今日は打ち合わせで京都府長岡京市。でかくて、高〜いマンションが建っていた。もうこれは、いいの悪いのじゃなくて、フレームの中に青空で建物が入っていればOKみたいな感じなのだろう。カメラやレンズの世界で片がつくという仕事だ。なんだかな〜

打ち合わせ後は長岡天満宮の方をぶらぶら。梅が綺麗に咲いていて、春の足音がわずかだが確かに聞こえた。境内に菅原道真のこんな歌が碑に刻まれていた。

                  うみならず
                  たたえる水の
                  そこまでも
                  きよき心は
                  月ぞ
                  てらさん

今日の写真は尼崎の方。カーブのある街路は絵になる。









3月1日(火)

昨日は加古川まで竣工写真。たった4カットのために朝9時から夕方6時半まで。長い待ち時間の間に加古川の町をぶらつく。

町の規模といい、やや寂れたアーケードの商店街といい、故郷の津山を思い出してしまった。商店街を寒そうに、だけど楽しそうに友達と話しながら自転車で走る女子高校生や、安いラーメン屋でおいしそうにラーメンを食べている学校帰りの学生らが、昔の自分とオーバーラップする。あの頃と何も変わってない気がした。

今日の写真はJR伊丹駅。帰りの電車を待つおじさん。こんな風景も少々の時間では変わらないなだろう。








2月25日(金)

今日は久しぶりの撮影無しの日。溜まっているフイルムの整理と、不具合が出てきているカメラの調整にカメラ屋に、壊れてしまった三脚ジッツオの修理にジッツオ屋にと、休む暇は無い。調整と修理で2万円ほどの出費、こういう事がたびたび。写真はお金が掛かるのです。

忙しいのは一向に構わないのだが、ぶらぶら写真の撮影に行けないのがちょっと辛い。今月はまだ20本も撮れてないので、3月の巻き返しで挽回しよう。

今日の写真は神戸の磯上通り辺り。説明はちょっと難しいが、僕的には大好きな一枚だ。









2月21日(月)

今日は三田の方で竣工写真。昨日までのぐずついた天気がウソのように朝から綺麗に晴れ。風が強くとても寒かったが、空は青く、流れる雲はとても美しく、こんな日に撮影したら、誰でもいい写真が撮れるのだ。だけど今日は外観撮影はなし、内部のみ。あーあ残念。

今日の写真はうち猫NO2の♀「チュン」3歳。最初はシュンだったのだが、なぜかチュンに変わった。最近は食べすぎで丸まる太り、動作が鈍くなってきた。前に雀を獲って来た事があったが、今は無理だろう。トカゲが精一杯か。頑張れチュン!









2月20日(日)

今日も川西のマンションの撮影に行くが、天気の悪いのと段取りの悪いのとで撮りきれず、次回に持ち越し、さっぱりワヤの現場。いい時もあれば、こんな時もあると自分に言い聞かす。

今日の写真は解体の進む西宮球場。もと阪急ブレーブスのホーム球場だったところだ。野球少年だった頃、何年の日本シリーズだったか忘れたが、ファールかホームランかをめぐって、上田監督が猛抗議をして長い時間試合が中断したのを憶えている。

福本やマルカーノなどのいい選手がいたのだが、あまり好きなチームではなかった。あのころから阪神ファンだった僕は阪神も阪急みたいに強くならないかと、いつも思っていたものだ。










2月18日(金)

今日は三木市の方で病院改造工事の撮影。これで3回目だが後2回ほど行かなければいけないだろう。撮影カットはちょっとだけ、帰りにいつものように「なでしこの湯」に寄って帰る。腰の痛みがウソのように消える。

今日の写真は神戸港、神戸大橋上からの1枚。風の強い寒い日、ぶらぶらしながら神戸大橋を歩いたのだが、とても気持ちが良かった。釣り人が一人、寒さなんか関係無しで楽しそうに釣り場を探していた。










2月17日(木)

今日も川西のマンション撮影。天気が悪く仕事が進まずイライラするが、あきらめて昨日と同じく早仕舞いで、大阪に納品に行く。

今日の写真は今日納品した現場のマンションの共用廊下から撮った阪神高速環状線の道頓堀のカーブ付近。

環状線で思い出すのは高校の時、ある友達が「正月にな、大阪の暴走族は環状線を反対回りして暴走するんじゃ」と言った事。ホントかウソか今でも分からないが、今考えると反対回りは無理目みたいだが・・・・・








2月16日(水)

今日は川西市のマンションの竣工写真。天気は悪かったが、内部は撮影可能なので撮れるだけ撮って早仕舞い。写真整理が溜まっているので、家に帰ってデスクワーク。撮影とデスクワークの切り替えがなかなかうまくいかず、時間がかかってタマリマセン。

今日の写真は西宮の市役所通り。ケヤキ並木の春、夏の新緑、深緑。秋、冬の紅葉、葉の落ちた枯れ木姿はほんとに綺麗だ。僕はこの通りをいつも家からラボ(現像所)まで自転車で往復する。

綺麗に撮れてます様に、なんとか無事に写っています様に、などと神様に願いながら自転車をこいだ事も多々ある。これからもそれは、ずっと変わらないだろうし、ずっと願い続けずにはいられないのだ。









2月15日(火)

今日も吹田のマンション撮影。天気は悪いが内部なので問題なし。竣工写真のシーズンになってきて、またハードなスケジュールになりそうだが、天気さえ良ければ問題なくこなせるので、ただただお天道様に願うしかないのだ。

一昨日は去年竣工写真を撮った大阪国際美術館にオノデラユキの写真展を見に行ってきた。彼女は1962年生まれで僕と同い年。写真新世紀で優秀賞を獲り、巴里に渡って制作活動をしているそうだ。

写真集や雑誌とかで彼女の作品は大体知っていたが、プリントを見るのは初めて。プリントもいいが、写真の大きさに「ほーっ」となる。奈良原一高さんを思わせるアート性豊かな写真だが、それだけかよ、と言う感じで後に残らない。思いつき勝負のスキッとした作品だ。

美術館を後にしてぶらぶら写真を撮影していると急にハッとなった。僕が近い将来、ここの美術館で展覧会をするという予感が稲妻のように心に走ったのです。

あと何年か先、皆さん期待しててくださいよ。僕が皆さんに送ったポストカードはくれぐれも大切にしておくように。値が上がりますから。これほんとに、マジで間違いない。と思う。

今日の写真は京都塩小路橋の西側辺り。奥に見えるのは京都タワー。この物体には、コメントの仕様が無い。ただただ「どーして、どーして?山田さん」なのです。









2月14日(月)

今日は吹田の方でマンションの撮影。20階建ての高い建物だったので少々首がだるい。目の前が阪急の駅で、駅まで徒歩1分も掛らない便利なマンションだ。

撮影から帰ってみるとニュースで寝屋川の小学校でまた大変な事件が起きていた。最近、殺人事件のニュースが無い日は無い。どうした日本?と言う感じだ。

今日の写真は六甲道の駅前でしこを踏む酔っ払いのおじさん。そんな事しとらんで、なんとかせーよ日本を!









2月10日(木)

今日は神戸に納品した後、神戸市北区に撮影の打ち合わせに行き、その後大阪の設計事務所で打ち合わせ。最近はちょこちょこと忙しそうにしているようだが、肝心の撮影が少ないような気がしてならない。いかんなあ〜、カメラマンは撮ってなんぼじゃけん。

今日の写真は僕の大好きな建築家、村野藤吾の西山記念会館。何とも言えんユーモラスなその形はマジンガーZの顔を思わせるのだが、こんな形の建物を平気で設計する村野さんを僕はとても尊敬する。

僕もあまりたくさんの村野作品を見た訳ではないので、あまり偉そうには言えないのだが、この人の建築には確かに、人の手の痕跡を感じる。定規でサーッと引いた線ではなく、手で撫でて撫でて、ちょっとずつ、ちょっとずつ作り上げた線だ。部材を組み合わせ組み合わせ作ると言うより、部材のかたまりをノミで彫りだして、建物にしたといった感じだ。カミソリと言うよりナタの切れ味なのだ。

手間ひま掛けて金掛けて、だと思うが、誰にでもできる芸当ではない。村野藤吾はもういないけど、彼に続くような建築家がたくさん出てくれば、いやたくさんは無理だが、何人か出てくれば、ぶらぶら写真も街並みも、もっともっと面白くなるのだが。









2月9日(水)

サッカー日本代表が北朝鮮に2−1で勝利。ハラハラした試合だったがいい試合だった。やはり本番の試合はそう簡単には勝てない。引き分けの予想をしていたのだが何とか勝って良かった良かった。でも北朝鮮のキーパーがもう少しうまかったら結果はどうなっていたか・・・。MVPは俊介だろう。やはり一味違う。海外組みはやはり必要みたい。

今日の写真は大阪空港の着陸寸前の旅客機。見ているすぐ横をすごい音で降りてくる。まじかで見る飛行機はやはり大きく、何故あんな物が空を飛ぶのか、理屈はだいたい分かっているが、やはり不思議でならない。









2月8日(火)

今日は大阪の建設会社に届け物をした後、修理に出していた露出計をコニカミノルタのサービスセンターまで取りに行く。5000円弱で修理完了。まだまだ使えそうです。

サービスセンターの人の話しでは、もうカメラの流れは完全にデジタルカメラに移行してきたみたいで、コンパクトカメラなんかはもうデジタルしか作らないみたいだ。

今頃「これからはデジタルですよ」と言うようだからコニカミノルタはだめなのだ。遅いよと思いながら、ミノルタユーザーの僕は、僕が現役のうちはカメラから撤退しないように願うしかない。

今日の写真はうちのシンボル犬、アスター15歳です。まだまだ現役だが、最近はちょっと足と耳が悪くなった。まーあ犬の15歳は人間で言うと80歳か90歳ぐらいなのだからしょうがないと言えばしょうがない。アスターの事を書き出したら長くなるので、今日はこの辺でやめときます。また次回。









2月6日(日)

昨日はベタ焼き。1月分のぶらぶら写真撮影本数は27本、1年500本の目標はちょっと無理目かも。

ベタを見るが、これっ!というのが少ない。撮っている時はいい感じなのだが、ベタを見ると良くない。やはりまだまだ撮り方が足りないのだろう。「写真は撮ったフイルムの目方だ!」と大道さんもいってたけど、なるほどな〜と思う。

今日の写真は阪神線、鳴尾駅の近く。甲子園球場はここから500mぐらいの所にある。2月になってプロ野球がキャンプイン、選抜の出場校も決まった。あっ、野球もだけどサッカーも大事な試合が今週から始まる。北朝鮮戦はどーも引き分けくさいが、どうなるか?前にも書いたが、ジーコはワールドカップまではもたないと思う。

理由は彼は勘が鋭すぎて勘に頼りすぎる所がある。ブラジルではOKだが、日本ではNOだ。あまり考えがぶれると、チームプレイが身上の日本選手は立て直しがきかなくなるというのが僕の考えなのだが・・・ドイツには行けるだろうが、その道は険しそうだ。










2月2日(水)

昨日は3月完成予定の物件の見積書のお届けと、西宮山手の豪邸の撮影下見。

その豪邸の駐車場にはBMWが2台、ベンツが2台あり、「わーっ、高そうな外車が4台とはすごいですね〜」と僕が言うと、「あと2台、全部で6台ですかね」と設計事務所のNさん。すごいなーと思うと同時に「何人で乗ってるんやろ?やっぱ1人で??」と疑問がわいてきた。

下見の後、その西宮の山手を軽くスナップ。周りにはさっきの豪邸よりすごい家がごろごろと建ち並んでいる。いったいどんな仕事したらこんな立派な家が建つのだろう?

カメラマンじゃ無理だなこりゃ。なんて事を考えながら、寒風吹きすさび、綺麗に澄んだ大阪平野を僕はトライXに定着させ、「おおっ、いい感じの写真が撮れたぞ」と喜んでいる。価値観の違いが人生を分けるのか?

今日の写真は阪神武庫川駅近くにある焼き肉屋。ホント小さいけど味のある建物で、なんかこう、スピリットまで感じてしまう。山手の豪邸もいいけど、線路沿いのこんな建物もいいもんだ。

この焼き肉屋の近くに行くといつも撮っているのだが、中に入って食べた事は1度も無い。残念っ!




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