2021年 ぶらぶらフォト日記


 
 
1月22日(金)


本山周平さんの写真集「日本」が届く。

2010年から2020年までの10年間の彼の仕事、

2000年から2010年の「日本」という写真集もある。

パキッとわかりやすくてとてもいい。

一口に10年って言うけど、この積み重ねこそがこの写真集なんだと思う。

場所とかアングルとか人の表情とか、人の入れ方も素晴らしいけど、

この写真集のキモは、この写真家の時間の堆積なんだろう。

全部売り切ったとしても何年も暮らせるわけじゃないし、なかなかなんだけど。

でも日本の写真を支えているのは、こんな人の地道な活動だと思う。

背筋が伸びる。









 
 
1月15日(金)


「現像所から上がってきたプリントに、僕は一切文句を言わないようにしてるんよ」


なんかの話の中で先輩のカメラマンAさんが言った。 もう10年以上前のことだ。

プリンターとのやり取り、ダメ出しはとってもしんどいけど大切な仕事、それをしないなんて。

そりゃあダメでしょう、とその時は思っていた。


でも最近、この言葉がじわじわ沁みて、Aさんのすごさがわかってきた。  

今でも現像所から上がってきたプリントに、もっと明るく、もう少し赤味抑えて、

なんてダメ出ししてしまう自分がなんか、ちっせーな~ って時々嫌になる。

任すということは信じることで、信じるということは責任を取るということ。

Aさんはそれをやっていた。言いたいところをぐっとこらえてそれを。


写真って、最後は何を撮ったかじゃなくて、誰が撮ったかだと思う。

今日、他の人のやり取りを聞いていて、Aさんの柔和な横顔を思い出した。












 
 
1月6日(水)

背中が大切だと思った。

怒りもせず淡々と、声を出しながら相手に向かって走っていく。

目が合うとにやにやと何も言わない。

ひとり黙々なんか食べてる。

人がミスすると少し悲しそうな目をして、にやにや笑った。

言った、言わないなんて、そんなことはひとつも無かった。

ひたむきに相手にあたる背中があった。

僕が高校1年生の時のキャプテンの雰囲気と同じだった。

1月2日のテレビの大学選手権で、背中で引っ張る人を久々に見た。

今回は残念やったけど、次のステージでまた君を見たい。












 

1月1日(金)

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。

昼前に廣田神社へ初詣、やはりいつもよりは参拝客は少ないみたい。

いい天気で、清々しい元旦。

アロエの花が咲き始めている。

元旦のお屠蘇を天狗寺陶白人さんのぐい吞みでいただく。

手にした時の重さのバランスが素晴らしい。

ごつごつした印象とは全く違う優しい飲み口の感覚に驚く。

酒がすすみすぎるのは少し困る。

今年もいつもと変わらないように撮っていきたい。