2006年のぶらぶらフォト日記
5月31日(水) 昨日は淡路島。行きは高速道路で行ったが帰りは明石大橋のたもとまで県道を海沿いに帰る。のどかな風景は車じゃもったいなく、今度は歩いて撮りたい。 それでも車を止められる場所があれば、こまめに止まって撮影。今日の写真はその中の一枚。ハート型に開いた雲の切れ間からの光芒が瀬戸内海を行く小船を照らしていた。 |
5月29日(月) 昨日プリントしたバライタの写真をプレスする、と言っても写真の上に雑誌やら辞書やらを高く積み上げて載せるだけ。今週末には真っ直ぐになっているだろう。 ベタの枚数はさすがに今年は少ない。でも中には、なかなか面白い写真もあり楽しめる。プライベートに近い写真はほとんどモノクロ、去年6月も今年の6月もぜんぜん変らないが5年前のベタを見たら、なつかし〜となる。そこんとこが写真の本質だ。 今日の写真はアスターとチュンとエストモ。アスターは最近、足の調子がますます悪いようで、(胃腸の調子はすこぶる良いみたいだが)長い時間座っていられない。昨日は死にそうになるし・・・ アスターを親と思っているチュンはいつも心配そうに見ている。 |
5月28日(日) 昨日、今日と暗室作業。作業中にアスターが食べ物を喉に詰まらせ痙攣を起こし、死にそうになるトラブルがあったが、なんとかベタ焼きとワークショップ用のバライタプリント終了。 次はベタ焼きを確認してぶらぶら6のプリントと、デジブラのまとめと、いつもこの時期はプライベートの仕事が忙しい。 今日の写真は大阪駅前歩道橋の上、一昨日撮った写真だ。 一方、昨日焼いたモノクロのベタ焼きには1年近く忘れられていた去年の夏の風景が写っていた。 |
5月25日(木) いい天気が昨日、今日と2日続いた。 こんな時、撮影する物件が1つで、晴れの予報が2日間続き、時間的には1日で十分撮り終えることができる場合、僕は必ず1日目の晴れの日に撮影するようにしている。 1日目が晴れて、2日目が晴れの予報なのに曇ったりするとなんとも言えない嬉しい気分になる。 その反対に1日目がそれほどの晴でもなく、2日目がすばらしい晴天だったらどん底の気分で、その日が早く終わらないかと思ったりする。 今日はどちらかと言うと後者の方で朝から気分が悪かったが、昼から少しずつ空が白っぽくなってきて、昼からは昨日の方がよかったな、なんて1人で喜んでいる僕は、フツーのただ者に違いないと思い、また少し凹む。 先日僕より10歳ほど若いカメラマンと話した時 「なんと言ってもオリジナルよ」なんてカッコいい事言ったのに・・・ 考えてみればオリジナルって人と違うこと、天気のいい晴れた日には全国の建築カメラマンが撮ってるわけで、みんなと一緒、 まあ、多少の上手い下手はあるが。 あえて天気の悪い日に撮るほうがオリジナル製の高い写真が撮れるはずだから、天気のドーのコーので騒ぐことは無い。ほんとにいい写真は、天気になんかに左右されたりはしないのだ。と、わかっちゃ〜いるけど・・・まだまだです。 今日の写真は阪急西宮北口駅。奥の高い建物が西宮アクタ、天気のよかった日の綺麗な夕暮れだった。 |
5月22日(月) 今日は芦屋の現場にアルバムの納品。工務店の社長は掘削工事中、事務所は無く、おてんとうさまの下でアルバムを開く。いい感じだけど写真には直射日光はよろしくないだろうな。 夕方、久しぶりにジュンクドーに写真集のチェックに行く。尾仲さんのGRASSHOPPERは売れ行き好調みたいで平積みされていて、もう2冊しか残ってなかった。ずっしりと重いカラー写真が印象的だ。 森山さんの昔の写真集が新しくなって沢山出ていたし、荒木さんは相変わらずすごい量で、新しいのがどんどん出版されている。写真界のスターはやはり人気だ。しかし知名度ナンバーワンの篠山さんが撮った六本木あたりの建物の写真集はさっぱりよくない。やはり篠山さんはヌード撮ってナンボでしょ。 そして今日一番印象に残ったのは橋本照嵩「北上川」。これは文句なしにいい。 こんなんを見ると、まだまだ白黒銀塩写真のすごさを思い知らされる。 そして僕の今日の写真は甲山の展望台。 |
5月21日(日) 昨日は昼過ぎからいい天気になったが、どこにも行かずにコンピューターの前。先日買った安売りのCDにデータを入れたのはいいが、データが出てこなくなって四苦八苦。結局データを取り出すことができずギブアップ。 夕方アルバムの納品に行った設計事務所で急ぎの何点かを、何も問題なく救出してもらった。 と言う事はCDの問題ではなく、うちのコンピューターの問題なのか? 次のコンピューターをいつ購入できるかなんて見当がつかない。必要なデータはもう一度やり直しか・・・ほんま、疲れる。 今日の写真はJR須磨駅の南側。ここの駅は、駅を出たらすぐ海水浴場だ。今は、さすがに泳ぐ人はおらず、釣り人が何人かいるだけだった。 |
5月19日(金) 梅雨のように毎日天気が悪い。デスクワークはだらだらやっていても時間があるので順調に進み、今週中にはほぼ片がつく。それが済んだらぶらぶら写真のまとめ作業に入る。今年は涼しそうなので暗室は楽そうだ。 今日の写真は明石大橋の東にある結婚式場? どこかで見たような気がするのだが・・・ |
5月17日(水) 今日は1日雨。1日コンピューターでの作業、このぐずついた天気はどうにもならんなあ〜と思っていたら、次ぎ晴れたら撮影したいので予定はどうか?と都合により途中で撮影を止めている2つ現場から連絡が続けて入る。 そんなもん簡単にわかったら苦労しません。 今日の写真は西宮、仁川の上流。僕が立って撮影している橋の辺りが阪神大震災のときに地滑りが発生した場所。その上には地すべり資料館があり、その横には「やすらかに」と彫られた慰霊碑がある。 |
5月16日(火) 今日は西舞子の方に写真の納品。その後JR朝霧駅から舞子まで歩き、舞子から須磨まで電車に乗り須磨の周りをスナップ。 舞子では安藤さんの海岸沿いの双子のような住宅を海側から撮影、その後明石大橋付近をスナップして、行きの電車から見て気になっていた神戸市開発局のベルトコンベアーの解体現場に行く。以前何度か撮影した事もあるフォトジェニックな構造物だ。 ここを電車で通る時に、いつも見ていたオブジェのようなベルトコンベアがもう基礎部分しか残っておらず、基礎部分もサルベージ船で引き上げの最中だった。不要になったものは解体されるのは当然の事だが、なんだか惜しい気がする構造物だ。 今日の写真はその写真。左に見えるのが基礎部分。 最後の姿をと撮影に夢中になっていたら、なんとメモリーチップの入れ間違いで、さきほど撮った安藤さんの双子の住宅や明石大橋が写っている110枚弱のデータを全部消してしまった。 ガ〜ン、となり、ア〜ア、とくじけ、クソーッ!となって撮る気力をなくし、とぼとぼと須磨の駅からすぐに電車に乗って帰った。 それにしても残念、 データの復元ソフトがあるのは知っているのだが・・・逃がした魚はいつも大きいのです。 |
5月15日(月) コンピューター仕事もなんとか目どがついて、昨日は昼から仁川辺りまでぶらぶら撮影。広田神社を抜けようと境内に入るとプードルをバカでかくしたような犬が飼い主とじゃれていたが、仔ヤギぐらいある大きさにはちょっと引いてしまう。 みたらし通りを渡り、新池を回る。側の高校のグランドではサッカーの試合をフェンス越しに1組の夫婦が真剣に、こそっと観戦していた。きっと息子が試合に出ているのだが「見にこんでもええ」なんて言われたのだろ。 上ヶ原を越えて関学の方へ向う。関学脇の小道を歩いていると女子大生らしき女性が馬にブラシをかけていた。なんともいい光景、これは今日の当たり1枚目、しかしそこでカメラがヘルプの表示、普通36枚撮り終えると自動的に巻き上げるのだが何故か表示は39枚、HELP!HELP!と点滅している、知るかっ! 白黒をあきらめデジにチェンジ、まあ当たりが1枚撮れたのでよしとしよう。関学を抜けて仁川百合野町。 ここは阪神大震災のとき、死者34名を出す大規模な地滑りが発生した場所だ。今は綺麗に整備され、人々が川遊びや散策を楽しんでいた。 仁川を下り阪急仁川駅、駅の側にある弁天池をスナップしているときにカーネーションの花を持って自転車をこぐ少女、「母の日か〜」と思い出す。母の日だからといって電話するのもなんか気が引けて何もせず、お母ちゃんゴメン。息子は元気にやっております。 仁川から西宮北口、この辺も相当変った。新しい家やマンションが建ち並び新しい大きな道も整備され、まだまだ開発は続いている。 今日の写真は西宮ヨットハーバー。母に手を引かれ歩いた時期を思い出す。 |
5月13日(土) 雨の土曜日、自転車でラボまで行く。市役所前では昨日からテントを張って準備をしていたイベントが雨で大変そうだ。パチンコ屋の前では傘をさした人々が長い列を作っている。 僕の前をおばちゃんが傘をさして、ふらふらと自転車に乗っている。歩道が狭く抜こうに抜けず、仕方無しに車道に出ておばちゃんを抜き去るが次の信号で並ばれ、また前に出られた。 スーパーに寄ってコーヒーフィルターを買う。レジで並んでいる時、前にある大きな鏡に映った自分の姿を見て「わっ、ヒゲ剃らんといけんな〜、髪切らんといけんな〜」と思い見ていたら、奥さんがレジを終えるのを待っている60過ぎのおじさんと目が合う。 最近この年代のおじさんがミョ〜にスーパーに多い。 しかしスーパーの鏡は身体全体のバランスが見えていい参考になる。今の僕の場合、頭がとても大きい。 レジで200円ちょうどの表示が出る。財布の中に小銭がジャラジャラしていたので小銭で払おうと数えたら192円しかなく、千円札で払う。また小銭が増えた。 坂道を自転車を押して登っていると工事現場で茶髪の若い鉄筋工が雨に濡れながら真剣に図面を見つめている。「頑張れ若ゾー」みたいなシーン。 現場の前では外車の中でスーツを着たこれも若い不動産屋みたいな男が携帯で何やら真剣に話していた。 今日は1日雨が降る予報、僕はまたコンピューター仕事だ。 今日の写真は神戸ウイングスタジアム。もうすぐワールドカップ、ジーコジャパンはどうなる事やら。 |
5月11日(木) 今日もデジタルの調整で日が暮れた。だんだんと嫌になってきたので明日はどこか撮影に出かけたい。でも天気は、ここのところイマイチ悪い。 今日の写真はJR西宮駅近くのモスバーガー。ここにはコーヒーの青山という店があったのだがいつの間にかモスになった。 |
5月10日(水) 昨日は終日デジブラのデータ整理。なんとも時間がかかる、ホントきりが無い。仕事のデジタル仕事のほうも試行錯誤の繰り返し、納得行くまでは莫大時間がかかっている。 コンピューターの合間にトーマス・ルフが撮った、いや制作したヘルツォーク&ド・ムーロンのバーゼル駅の信号制御所の写真を眺める。 これだよなあ〜と納得させられる写真。 撮影は他の写真家に頼んで写真家であるルフはその写真を合成してオリジナルを作り上げる。簡単なようで、なかなか出来る事じゃないと思うのだが、世界が注目する写真家はそんな事ヘッチャラでどんどんと進んでいく。 それにしてもホレボレとするデジタル写真だ。 デジタルのだるさと、沈んでいるようで派手な発色、なんともすばらしい。こんなんが作りたいと素直に思える。 今日の写真は西宮大橋の下、ここを曲がると西宮ヨットハーバーだ。 |
5月8日(月) 連休も終わり・・・と言っても自営業の僕にはほとんど関係ないことで、今日も朝からいつものようにだらだらと写真の整理。 その後、夕方から川西の設計事務所に打ち合わせに行く。帰って一杯飲んでグダグダとぶらぶら写真の整理、そして日記の書き込みであっという間に1日が終わる。でも何もしなかったような、だらだらとした日が案外重要なのだという事を僕は知っている。 今日の写真は御影大橋から東を見たところ。 |
5月6日(土) 昨日は魚崎、御影辺りをぶらぶら撮影。こどもの日だけあって親子連れが多かった様な気がするが、連休って親子連れはいつも多いもんだろう。 連休と言うのに近場ばかりを撮影している。正月、ゴールデンウィーク、盆と言った長期の休みが取れそうな時には、なぜかお金が無い。普通の日はあるのかと聞かれるとやはり無いのだが・・・ う〜ん長い休みにお金が無いという事は僕の思い込みだったのか? でも、いつも無いという事は、やはり思い込みなんだろ、なんだ、思い込みか。 まあでも、何かをするとか、どこかに行くとか、必要に迫られたらお金が無くても人間行動できるもの、お金が無いから行けないなんて、別に行っても行かなくても、どっちでもいいということなんだよ、きっと。 お金の無い諸君!気にしない、気にしない。 今日の写真は神戸市東灘区の住吉川。この川は上流から下流まで歩道が整備されていて、歩いていてとても気持ちがいい場所だ。写真の奥に見える赤い橋は六甲大橋で海まであと少しのところだ。 |
5月5日(金) 昨日は天気がいいので昼からぶらぶら撮影に出かける。時間が少し早いなと思いながら家を出たのだが案の定、肝心の薄暮時間にピクチャーカードが一杯になり、せっかく撮った昼間の写真を消し消し撮影するはめに。 僕のデジのピクチャーカードでは約250枚ほど撮れる。フイルムに直せば約7本分、フイルムを7本撮ろうと思えば、しっかり1日掛かっていたのだが、デジタルでは3時間ほどで撮ってしまう。フイルム代を気にしないので無駄なカットが多いのだろう。 家に帰って写真を見ると、ぶらぶら日記に使えそうなカットは5カットほどで確率は50分の1、少ないといえば少ないが半日で5カット当たりと言えば逆に多い。まあ、確率なんてなんとも言えんけど。 今日の写真は西宮市用海町。見えるのは西宮酒造のタンクで、中には日本盛がいっぱい詰まっているのだろうか。 昨日当った5カットの中の1枚。1日5カットの当りなんてそんなに無いので、昨日はそれほど気持ちのいい日だったと言う事、でもこの写真が当たりかどうかは見る人の趣味によるのだが・・・ |
5月3日(水) 今日は京都で撮影。朝7時半に出発して現場に着いたのが11時!名神西宮から京都東まで3時間!!いつもの3倍、疲れるな〜 連休中は家でじっとしてるのにかぎる。 今日の写真は兵庫県立美術館。 |
5月2日(火) 今日は家で写真整理、昨日は半袖で撮影してたのに今日は上着が要るぐらい寒い。 日曜日に久しぶりに遅くまで飲んだ疲れが今日も残っているのか体がだるく、もう若くないと実感する。明日は京都で朝から撮影、早く寝よう。 今日の写真はJR大和小泉駅のホーム。 |
5月1日(月) 昨日は尾仲浩二さんのワークショップに参加した。僕を含め10人が持ち寄ったそれぞれの写真に尾仲さんがそれぞれ評を述べていく形式で、1時半から6時までびっしりと写真談議。 でも尾仲さん好きの10人が持ち寄った写真はどれも似た感じで、途中で飽きてきて 「またそのての写真かよ〜」 と内心思っていた。それでも4時間半愚痴も文句も言わずにもくもくと写真の評を述べ続けた尾仲さんはエライ。 僕の写真評ではプリントの黒の部分が潰れすぎとの事で、薬品の調合とかペーパーの事を詳しく教えてもらった。次回はバライタにプリントして持って行きたい。デジブラの建物を撮った写真も持って行ったのだが、それは「なかなか面白いよ」なんて言ってもらい、やる気が湧いてきた。 その後は近くの居酒屋で写真談議、色々と楽しい話が飛び出し盛り上がった。その時に今回のワークショップを企画した写真ギャラリー「ナダール」のオーナーと話したが、彼が言った「やはり1番大事なのは姿勢です」には「だよね〜」と大いに同感した。 尾仲さんはこのワークショップに来るのに高松の方から徳島、淡路島を経由して大阪に入り、この後は京都を回って東京に戻るとの事。やはりこのくらい動き回っていたらいい写真も撮れるはずだ。僕も頑張らねば・・・ 今日の写真は鳴尾浜。左の人はギターを弾きながら歌っているのだが、結構のってるみたいで、体をくねくねさせて少し控えめにシャウトしていた。 |
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