2008年6月のぶらぶらフォト日記


6月29日(日)

今朝、テレビをつけると全米女子オープン、久々に宮里のゴルフを見た。
 
日本で活躍してたころと比べるとスイングが少し柔らかくなった様で、いい感じだとは思うが、なにぶんまだアメリカで勝ってないだけに以前のように「自信に満ちた」という表情ではなかった。 

しかしながら、桃子やさくらとは違う大物の表情というか、貫禄というか、品というか、なんかそんな顔つきは以前のままで、日本人ゴルファーで最初にメジャーで勝つのは、やはり宮里だろうな〜 と、確信した。

今日の写真はうちの女子猫、チュンとペケ。 チュンの名誉の為に言うが、チュンは決して転んだのではなく、寝転んでいるのです。










6月27日(金)

昨日、今日は三田へ。 カット数僅かだが、なんとも悩ましい空模様、まあ、時期的にしゃ〜ないけどね。

赤い倉庫の写真集をイタリアでお世話になった人達に送ろうと思いつき、そういやあ、4年前のブラブラ4の写真集をまだ送ってないな〜と探してみると、机の下から封筒に入れられ、後は送るだけのブラ4発見。

パラパラとめくって、「ブラ4は名作じゃな〜」と、また自己満足。 今、ブラブラ5で止まっているので、近いうちにブラブラ6を制作したいなと、エストモさんと話し合う。 去年のアスターの死までになると思うが、それができたらブラブラ1からブラブラ6までをまとめて、いい写真集を作りたいと思っている。

デジのスピードもいいが、銀塩モノクロの遅さも捨てられない魅力がある。

今日の写真は4年前、阪神鳴尾駅近くの踏み切り。











6月24日(火)

個展を見た人の意見で、この日記に載った写真以外で個展をやったらどうかというのがあった。 

まあ、1度見た写真をまた見るというのもなんだからというのは、ごもっともなのだが、なにぶん見せたがり〜で、
いい写真が撮れたらすぐ見せるという、単純無計画やからな〜 できんやろな〜 

でも、ウェブ上の写真とプリントされた写真は同じなのか? ウェブ画像と銀塩写真とカラーコピーとの差は? ツルツル写真とボコボココピーとの差は? 

それらはすべて、ものに対することなのか、このものから開放された写真ってあるよなあ、本当に心に残る写真って、もののことなんてどうでもいんだよなあ、ものよりことやろ、でもことが写ってなきゃだめなのか、見えなきゃだめかな。 

でも、ものを否定することって、できるんだろうか? 否定じゃなくこだわらないとか、エストモさんが言ってたようにものにこめないということなのか・・・ う〜ん、ややこしくなってきたな〜 今日はこのへんにしとこう。
でも、それらの答えの手がかりになるのが「赤い倉庫」なんだろう。

今日の写真は奈良、写真美術館近くの住宅。 屋根にはサンタクロースとツリーとトナカイ、撮影したのは今月、気が早いのか、無精なのか、それとも・・・











6月23日(月)

本日、個展無事終了。 お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。来年もこの時期にまた、個展が開けるよう、日々精進していこうと思っています。 来年は今年より多くの「ホ〜」が聞けるように・・・

今日の写真は個展状況。 展示写真数22枚、そのうち4枚は「ちょっと飽きたな〜」という感じだが、残りの18枚はいまだに「ええやん」という自己満足な思いが続いている。











6月22日(日)

土日の個展終了。 足元の悪い中、御来場いただいた皆さんに感謝です。

たま〜に難しい質問がある。 「なぜこの建物の写真なのか?」 「A3の組み合わせの意味は?」などなど。 
とっさに口から出る答えを答えているが、半分以上ははエエカッコ言ってるんかな〜と、後から思う。

基本的には「自分の好きなもの」と、「継続できるコスト」というところに行きつくが、「建物をモチーフにした写真美術」、「写真の繊細なひ弱さと、几帳面な写真技術の否定」というのも確かにある。 でも、こんなこと言ってたら営業的には大きなマイナスなんだろうな〜  

今日の写真は京都、山科駅近く。












6月20日(金)

個展3日目、数名の御来場、待ち時間長し。それでも数冊の写真集お買い上げあり、ありがとうございました。

写真集にサインとエディションナンバーを書いてくれという要求があり、思わずその人に1/20と書いてしまったが、よく考えると昨日も売れているし、それと少し先に購入いただいたT組さんの方を2/20と書いてしまった・・・ 

1杯やるとすぐこれだ、アホやね〜 次回からはちゃんとやるりますので、T組さん、Sさん、お許しを〜

今日の写真は西宮、大池より甲山。










6月19日(木)

個展2日目、盛り上がったり、盛り下がったり、鋭い指摘もあり、無反応もあり、お褒めの言葉もありで、いい勉強になっている。
 
今回の個展にあわせてREM出版より「赤い倉庫」の写真集を限定20冊、2000円で会場で販売中、エストモさんの手作り本です。 メールでも受け付けますが送料が300円ほどかかると思いますのであしからず。

今日の写真は奈良100年会館。 











6月19日(木)

昨日は個展の初日、数名のご来場者、昼から夕方にかけては暇で暇で・・・まあ、こんなもんかな。
で、夕方からは軽く一杯やろうと思いますので、そちらがよろしい方は、そのくらいの時間帯にどうぞ。

今日の写真はその会場外観。茶色の建物の1階にギャラリーがあります。











6月17日(火)

展示完了、スポットライトに照らされた自分の写真と向き合い、思わず「いいやん」となる。 自己満足はまだまだ続いている。いよいよ明日からです。

今日の写真は制作中の赤い倉庫と、洗濯物のかごの中で眠るペケ。











6月15日(日)

個展用の作品がやっと完成、後はこまごまとしたもの。 明日は搬入展示なのに、メチャメチャ疲れている。 
個展のハードさを、おもいしらされた。

今日の写真は大阪、中之島。











6月12日(木)

写真展まで1週間を切り、最終段階の準備に入る。 なかなか手間はかかるが、仕上がる作品は、なかなかのもんだな〜と自己満足。 まあ、自己満足できるぐらいの出来ならいいとしよう。

そして、いつも困る制作意図というかコンセプトというか・・・写真の個展会場にいつも張ってある、あれだが・・・
でも、よく考えると、そんなもん本当にいるのか?となり、無理に書かんでもええやろ、となり、やめた。

色々なジャンルの写真があるので一概には言えないが、僕の写真場合、一目見て「ほ〜」となってもらえないようじゃあだめなわけで、「ほ〜」無しで、意図とかコンセプトとか説明書きを読んで、「そうだったんか〜」なんて思ってもらってもしょうがないし。 「ほ〜」の数で勝負はつく。 

今日の写真は、うちの前の公園、アスターがいなくなってからこの1年、公園に出たのは数えるほどだ。











6月10日(火)

昨日はアスターの命日、もう1年経った。 

あっというま、この1年、写真を撮った以外、何があったんだか、あんまり覚えてないな〜

家でモノクロを撮っているミノルタ9XIが死亡、奇しくもアスターの命日である昨日・・・新品で購入したのはもう14、5年前だが使用頻度は非常に少なく、きれいなカメラだったのに・・・でもカメラは簡単に生き返らせれるからな。

今日の写真はモノクロ、去年の2月ごろ、エストモさんとクー。 











6月9日(月)

昨日の秋葉原通り魔事件はなんともやりきれない。

こういう狂気と引き換えにわれわれ日本の経済は発展を遂げている。 悲惨なニュースを伝えたニューススキャスターが、話題が変わった瞬間に、ニコニコ笑いながら話す姿に、今の日本の本質がチラッと見えた。 

これとこれを止めて、これをこうすれば、なんとかなるんじゃないかと、みんなわかっているのだろうけど、どーもならんというか、どーもできん。なぜならそれらすべては役にたったり、楽しみだったり、お金を生み出し国庫を潤すものだから。 そのお金で戦闘機やミサイルや戦車やイージス艦なんかも買わないといけないし、道路も作らなきゃいけないし、医療、年金、お役人の給料もいるのだ。

10万人に一人の異常者のために携帯やインターネット、少々過激だが人気で儲かるテレビや漫画、ゲームや映画はやめられないのだ。 

犯人が死刑になるかどうかで、またマスコミは盛り上がり、ワイドショーの視聴率はどんどん上がるのだろう・・・
どうにもならんな、どーにも・・・覚悟はしてなきゃないけないみたいだ。

今日の写真は保津川下り。 被害にあわれた方のご冥福をお祈りいたします。











6月8日(日)

昨日は大阪のギャラリーを数軒ぶらぶら、梅田のニコンサロンはガラス張りの新しいビルに引越し、エレベーターで13階に上がって写真を見る。 大阪写真月間150人の写真家一坪展、尾仲さんが細長く渋い中国の写真を2点展示していた。東京からわざわざの出品、さすがである。

その隣で「プロカメラマンがD3で撮る」みたいな展示、ツルツルピカピカの写真には何も感じないというか、アンタらもっと新くて、面白い写真撮れんのん? と、デジカメの驚くほどの進化と、マンネリなカメラマンのギャップを感じる。

ギャラリーを巡り、いろんな人の写真を見て、「ヤッパ、自分の写真が1番ええやん」と確信、のぼせているのはわかるが、個展の前はこんな気持ちが必要だろう。 帰ってエストモさんに話すと「個展の前は、みんなそんな気分にらるもんよ」と言われ、やっぱしな〜 と納得。 

今日の写真は興福寺、好きな1枚。金堂再建で今は工事中。 オープンページは奈良写真美術館にチェンジ。












6月5日(金)

今日は家で個展の準備。 床に座り込んで作業していたら、ひざが痛くなりひんぱんに休憩、最近外に出る回数が少ないんで運動不足で体重増。 明日は大阪の方のギャラリーを、ぶらぶらと巡ってみよう。

今日の写真は太陽の塔、東側。











6月5日(木)

今年は梅雨入りが早いのか? メリハリのある梅雨であることを望みたい。

オープンページの写真をチェンジ、東大寺大仏殿。 左で、白いターバンを巻いて写真を撮っているインドの方のおじさんとは、この後、興福寺に行った時にまた遭遇、コンパクトデジカメを僕に差出し「撮ってくれ、バストアップで私を入れて、バックの五重塔は上まで全部入れてくれ」と英語で僕に言った。 

なぜか、おじさんの英語は半分以上聞き取れて、伝えようとしたことは、ほぼ100%理解できた。 「OK!」と答えて1枚パチリと撮り、おじさんに見せると「オ〜ナイス!グ〜」よくわかる英語でほめられて、うれしかった。

今日の写真も東大寺大仏殿。このアングルは、ドイツの写真家トーマス・シュトルートの作品に、ドーしてもかぶるんよな〜 











6月2日(月)

昨日は奈良市写真美術館へ行った。 6月1日、写真の日ということで入館料が無料、ラッキ〜

入江さんの写真をじっくりと見る。やはり昭和35年ぐらいまでの写真がとてもいい。 35ミリのライカで撮っていると思ったら、ローライで撮っていたようで、正方形のプリントがたくさんあった。 大好きな、「西の京の春」も正方形のプリントだった。

リンホフのシノゴでカラー写真を撮り始めてからは作風が変わり、キチッ、キチッと「決まりすぎでしょ」というぐらいな構図、色々な理由はあると思うけど、はぼ、カメラの、リンホフのせいだろう。 依頼されて、クライアントの注文通りに撮っていたからそうなった、ということもあろうが・・・荒木さんが言ってた「カメラの奴隷」って、ヒジョーにわかりやすい表現だ。

それでも、入江さんが、木村伊兵衛さんや土門拳さんと張る、超一流の写真家であったことは間違いないく、僕的には入江さんが一番好きなのだが・・・教授なんかならずに、ローライで放浪してほしかったな〜

今回の展示は6月29日まで、明治、大正時代に活躍した写真師、工藤利三郎のシブ〜イ写真展もあり、なかなか見ごたえのある展示でした。

今日の写真は西宮、馬場町あたり。