先週の土曜日に川西市の文化会館で行われた第7回兵庫川サミットに行ってきました。
このサミットは、川と人の有機的なつながりについて考え直す場として、また県内の各流域にふさわしい魅力ある川づくりを目指して行われているイベントで、平成5年に福崎町で第1回目が行われ今年は川西市で猪名川をテーマに第7回目が開かれたのです。
このサミットでは、作家のC・Wニコルさんと西日本科学技術研究所の福留脩文さんの講演が聞けることが出来ました。僕の記憶に残ったニコルさんの一言「川に捨てられたゴミをいちいち拾っていたんじゃきりがない、僕ならゴミを捨てた奴を見つけたらブン殴る」
これはニコルさんの軽いジョークだったのだろうか?いやいや、これが本音でしょう。
ボランティヤで川の清掃活動なんかしてる人なんかが聞いたら、よくぞ言ってくれた!
さすが赤鬼ニコル!と手をたたいて喜ぶに違いないと思いました。
福留さんは死にそうな川を生き返らせる土木屋さんです。いい仕事してます。中でも、
豊田市の公園の下を流れていた暗渠を掘り起こし、グランドだけにになっていたその公園を緑の森に変えてしまったプロジェクトには感心しました。まあ、その街の役所の人や住人の積極的な活動が有ったからこそ出来たのですが、あらためて森とか川とか、そういう自然は人を穏やかにするし豊かにする。コンクリートや形だけの植採だけではいい人間は育たないのだ。良い勉強をさせてもらいました。
僕にこのサミットの事を教えてくれたのは、川西市の建築家、嶋崎さんです。
嶋崎さんは、なづな工房という設計事務所を主宰する傍ら積極的に川や自然を守るボランティア活動を行っており、今回のサミットでは実行委員会の中心的役割を果たしておられ一昨年暮れからこの日のために準備を進めてきたそうです。頭が下がります。
嶋崎さんおつかれさま。「こんにゃく橋の詩」とてもよかったですよ。
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