2〇〇2年 2月のカメラマン平のぶらぶらフォト日記
2/22 最近は暇な日が続いているので、オリンピックを毎日テレビにかじりついて見ている。こんなんで良いのだろうかと思いつつ、最後までしっかり見る。 今回のオリンピックは色々と審判団にクレームが付いているのだが、昨日見たショートトラック1500メートル決勝の韓国選手には同情したくなる。あのプレーで失格だったら、ショートトラックの競技自体成り立たないのではないかと思うほどで、金メダルを取ったアメリカの選手はほんとに嬉しいのだろうか? こんな事態になったきっかけは、やはりスケートのペアで2位のはずのカナダに金メダルを与えた事だ。何か圧力がかかったと言う事だが、その真相もはっきりしないのに金メダルを2つも出すのがいけない。ロシアとカナダのペアの滑りは見ていたが、確かにロシアの選手はジャンプでミスをした、しかし完璧に演技をこなしたカナダのペアよりも僕はロシアの方が芸術点、表現力は上だと思ったのだが。 審判員の未熟さ、なにかの圧力、ロシアも怒ってはっきり結果を出さないと次のオリンピックはボイコットすると脅している。なんとも後味が悪いオリンピックになってしまった。 今週の写真はイタリア北部の町クルゾーネ。ベルガモから車で1時間半ぐらいのとても美しい町だ。次回の冬季オリンピックはここのすぐ近くのトリノで行われる。4年後は現地トリノでオリンピックを見たいものだ。 |
2/14 ソルトレイクオリンピックが始まった。日本選手も頑張っているのだが今一パッとしない。昨日は、と言うより今朝はジャンプのラージヒル決勝を見ていたのだが期待の舟木、原田は残念な結果に終わった。しかし実際メダルを取ったヨーロッパ勢のジャンプを見たら、今の日本ジャンプ陣にメダルの期待をかけるのが無茶な話である事がよく分かった。長野から4年が経つのだが、メダルの期待がかかる選手は長野の時とほとんど変わらないところが問題なので、世代交代の難しさ、若手の努力不足、ベテランの未練が足を引っ張っているのと、コーチ陣の世間体の気にしすぎ、踏ん切りの悪さがあるのではないか。次のトリノまでに若い力の台頭を期待したい。 それと開会式でブッシュ大統領が開会宣言をしたが、予定と違う文言が入ったと翌日の新聞で知った。愛国心を込めた、いいカッコしのブッシュらしい一言だったが、あきれてしまった。アメリカ、アメリカってそんなにアメリカが偉いんかい!と言いたくなるような、とても嫌な気分になったのは僕だけじゃなかったと思う。世界各国から集った選手を前にそれはないだろう。このアメリカの指導者の低脳ぶりはとても危険で、かれの考えの先には世界の平和はなく、自分の国だけがよければいいと言うサダム・フセインやオサマ・ビン・ラディンなんかと少しも変わらないのである。もし、アメリカで核兵器のテロが起きたら、彼は間違いなく犯人のいる国へその何倍もの核ミサイルを撃ち込むだろう。愛するアメリカのために・・・・・ 今週の写真は金メダリストの高橋尚子。 いつまでも平和に笑っていられるオリンピックが続いてほしいものだ。 |
2/7 日曜日、神鋼対サントリーのラグビーシーズンを締めくくる凄まじい決勝戦が行われた。骨の砕ける音が聞こえてきそうなタックルが何度もあり、負傷者がごろごろとグランドに転がった。両者とも全力を尽くしたナイスゲームだった。サントリーが勝ったのだが、神鋼が勝っていても少しもおかしくないゲーム内容だった。結局、肝心なところで熱くなりすぎた神鋼が負けた。 こんな華やかな試合の影には信じられないような厳しい練習がある。優勝したサントリーの監督が「練習量ではどこにも負けない」と言ったのが印象に残る。そしてインタビューに答えていた主将の優しそうな表情の横にある、潰れてギョウザのようになった耳も、その練習、試合の厳しさを物語る。神鋼の元木選手が付けていたボクシングのヘットギアーみたいなものは、顔面を骨折しているのでそれを守るためらしいが、そんな状態でよく試合に出るもんだと驚く。恐るべしラガーマン。 今週の写真は花園ラグビー場の第三グランド。社会人選手の中にも高校時代、ここを目指して頑張った選手も多くいるだろう。 僕もラグビーをやっていたが、高校三年間で燃え尽きた。それ以降ぜんぜんやっていないのだが、日曜日の試合なんか見ると、またちょっとやってみたいなーという気になってしまう。実際やったら最初の3分間、もつか、もたないか、情けないがそんなもんだろう。見えない所での努力、何事日々の鍛錬が大切なのだ。 |
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