2005年のぶらぶらフォト日記


6月30日(木)

今日は大阪吹田の方で竣工写真。暑いの何の!それでも一部屋クーラーの効いた部屋があったので何とか助かった。汗でべとべと、黒いTシャツは塩で白くなっていた。

夕方、別の現場に移動して夕景を狙ったが、3時間粘った甲斐も無く、天気回復せずダメ。待ち時間にミスタードーナツ。お腹はいっぱいになったのだが・・・・うまくいかんな〜

今日の写真は村野藤吾の宝塚カトリック教会。日付を見ると前回のゼンカイハウスと同じ日に撮影している。この日は教会の内部も撮影させてもらっているので、次回その写真を載せます。








6月28日(火)

昨日、一昨日と空模様を気にしながらアルバム作り。今年は仕事部屋にクーラーが入ったので快適にデスクワークが出来てサイコー。

今日の写真は宝塚の「ゼンカイハウス」。思ったより小さかったが、建築家の明確なコンセプトと、若々しいパンチ力を感じた。








6月27日(月)

梅雨だと言うのに雨が降らない。空は中途半端な青空だし、天気予報のオジサンさんの言う事もうかつには信じられない。

「今日は天気予報で昼から曇りと言ってますので、後日にします」なんて現場に連絡を入れたのはいいが、なかなか曇らず、今日は行ったほうがよかったんかな〜と一人悔やむ日がここのところよくある。スカッとした青空はもう少し先だ。

先日ゴッホの展覧会に大阪国際美術館に行ってきた。平日だというのにすごい人の多さでうんざりした。展示もゴッホの絵はいいのだけれど、その他ゴッホに関係した画家の絵や、資料の写真や本がたくさん置かれていたのは、なんじゃこりゃ?という感じ。それと美術館自体の動線がどうも悪いらしく、誘導員がたくさんいたのと、変なバリケードがあちこちに置かれ、せっかくの床のモザイクタイルが台無しだ。「ちゃんと解かるように誘導の紙をたくさん貼りなさいよっ!」なんてヒステリーな声で怒鳴っていたオバチャンもいた。

ゴッホの絵の中では「黄色い家」が特に好きで、空の青さは思ったより明るい青で、黄色は思ったより鮮やかな黄色だった。正直、ほしいな〜と思ったが、いったいいくらするのだろう?

今日の写真は淡路島のトラクターのオジサン。こんなのを見ると「おらあ、やっぱりヤンマーがええなあ〜」のコピーを思い出す。ソートー古いか。








6月21(火)

パソコンを3度目の修理に出して先日帰ってきた。今度は直ったなという感じがするが、果たして大丈夫か?

昨日は姫路の方で住宅の竣工写真。春先に一度行ったのだが、植栽が完成しておらず、どうせ撮るなら若葉が茂った時期にと言う事で昨日の撮影になった。

やはり緑はいい。僕の未熟な写真もこの緑に十分助けられ、気分よく撮影が出来、つくづく自然には勝てんよと納得。家も気持ちのいい空間に仕上がっていた。

撮影中に高校時代のラグビー部のエースだったN君から電話が入り、「Tさんから平の電話番号を聞いたんじゃ、ラグビーやろうや」「・・・・・できるわけなかろうが」「いや40歳代チームや50歳代のチームもあるけん大丈夫じゃ」「・・・・・いやしかし」「また電話するわ」「・・・・」今やったら絶対に怪我するしなあ、しかし・・・・・・少し動揺。

今日の写真は村野藤吾の新歌舞伎座。このアングルからはなかなか撮れないでしょ。








6月13日(月)

今日、午前中に訃報が届く。そんなに親しくはなかったが何回か話した事もあり、歳もそんなに違わなかった将来を嘱望された優秀な営業マンである。呆然となる。心よりご冥福をお祈りいたします。

フイルムを買いにヨドバシカメラへ。いつものように十三駅で下りて淀川を渡りてくてくと歩く。梅雨入りしたというのに大阪の空は真っ青なピーカンで、こんな日に自分が死を迎えたなら「お願いだからカーテンを締めておくれ」と言って死ぬだろうと、彼の死と自分の死の事を考えながら歩く。なんともいえない奇麗な光の大阪梅田の風景が切ない。

今日の写真は去年の今ごろ、西宮浜で撮らしてもらった老夫婦とお孫さんの写真。この日も今日みたいに、とびっきり奇麗な光の日だった。写真のご主人も大病を患っておられたが、お元気でおられる事を心から祈るばかりだ。








6月10日(金)

昨日はフイルム現像、今日はイタリアのギャラリーに送るBURABURA5の準備。なんか蒸暑くてだらだらしてしまう。

先日ぶらぶらと西宮甲山森林公園にスナップに出かけた。ここもすばらしい公園で、散歩する人や、部活で走る学生達、虫取りの網を持った子供と父親、なかにはいい音色でオカリナを吹いて野良猫たちに聞かせているカッコいいおばさんもいた。思わず、いいな〜と口走る。この近くには蛍ウォッチングができる場所もあるらしく、また今度行ってみようと思っている。

今日の写真は川西の阪急雲雀丘花屋敷駅付近。左に後ろだけが見えている車が、うちの車、カリーナサーフである。この4月で見事10万キロを突破し、ますます渋さが増してきて、黒光りしながらまだまだ丈夫に走っている。動かなくなるまで乗ろうと思っているのだが、あと5万キロぐらいはいけるだろうな。









6月8日(水)

今日は大阪南船場の写真ギャラリー「ナダール」にハービー山口の写真展を見に行った。サイン入りのポストカードが付いて入場料500円。良心的な値段だなと思って行ったが、ギャラリーが狭い。くるっと、からだを1回転すれば全部見れるぐらいの広さで、展示数も少なめ、500円は妥当だなと納得する。

ハービー山口さんはポートレートの写真家で、雑誌や写真集で見る写真は気取りが無く、自然な感じで、前からいいなとは思っていたのだが、プリントのうまさが特に気に掛かっていた。そこで今回はオリジナルプリントをしっかりと見させてもらう。

ピントはバッチリ、綺麗なボケ味のマイルドな描写と、飛ばず潰れずのソフトなトーンの綺麗なプリント。プリントの腕も良さそうだが、レンズも良さそうだ。う〜ん、これなら僕にも何とかなりそうか?いやいや自分は自分でやりましょう。みんな同じになったら面白くないからね。

ジーコジャパンがドイツワールドカップを決めた。ジーコじゃワールドカップは無理と予想してたので少し残念だが、ワールドカップへ行けるんで良しとしよう!それにしてもジーコは運が強いな。

今日の写真は大阪国際美術館。今ここでゴッホ展が開かれている。チケットは前売りで買っているので、近々行って来ます。








6月7日(火)

先月直したばかりのコンピューターが再び故障した。前回と同じ状態で、本体は動くが画面が映らない。どうしようもなくまたメーカーに送る。今回は無料で修理してくれたが10日間のロス。そろそろ寿命?次回、有料の修理になった時が買い替えかな。

先日、カメラマン加藤文彦さんにライフワーク「サボテン」のオリジナルプリントを見せてもらった。50枚ぐらいあったと思うが、どれもとても美しい写真で、サボテンに対する加藤さんの想いが伝わってくる。写真家とサボテンの間にある静謐な営みが思われるのだ。

加藤さんはこの写真で、今月の終わりから東京新宿のニコンサロンで「クワイエット ライフ」という写真展を開き、来月には大阪ニコンサロンでもやるそうです。頑張って欲しいと思います。

僕の方はぶらぶら写真の日が続いています。加藤さんの「サボテン」とはちょっと色合いが違うけど、日々いい写真が撮れていると思ってますので、OKです。

今日の写真は大阪十三の野球少年たち。








5月29日(日)

昨日は西宮で竣工写真。でも空の具合が今一で、外部は後日に延期する。このところ外部の撮影のタイミングが悪い。

「ぶらぶら5」が完成した。後は製作意図を書いてキャノン写真新世紀まで郵送すればいいのだが、その製作意図がなかなか書けないでいる。明確なコンセプトがあるわけでもなく、ただぶらぶらと思いつくがままにシャッターを押した写真なので、しょうがないと言えばしょうがないのだが・・・・・・まあ、ぶらぶら写真に意図なんてあんまり必要じゃないから、適当に書いて送ろうと思っている。

出来の方は、まあまあかな〜と言う感じ。でも1枚1枚、十分単品で勝負できる写真だし、こんな写真がもし誰かの写真集に入っていたらひどく嫉妬するだろうと、うぬぼれているのだが、やはり評価は人がするもの。自信はまんまんだが、どうなるかは解からないのです。さあ、明日から「ぶらぶら6」やるか〜っ!

今日の写真は「ぶらぶら5」にも入っている梅田の高速下。けっこう好きな一枚。








5月26日(木)

快晴の日が続いている。それでも残念な事に、こんなに天気がいいのに建築写真の方は予定が無く、ぶらぶら写真の撮影と「ぶらぶら5」の仕上げ作業に励んでいる今日この頃なのであります。

昨日は竣工写真の打ち合わせを兼ねて堺市の方に行ったのだが、その帰りに府営大泉緑地という公園を歩いた。季節や天気のすばらしさもあったのだが、この公園のきれいな事、きれいな事。うれしくなって、あっという間にフイルム3本。大阪もまだまだ捨てたもんじゃありませんよ。

先日インターネットで尾仲浩二の写真集「slow boat」をサインを入れてもらって購入した。何ともいえないノスタルジアと詩情。僕は大好きです。とってもいい写真集でした。

今日の写真は淀川河川敷の少年野球。









5月22日(日)

ぶらぶら5のセレクトはだいたい完了した。白黒コピーの製本を業者に頼もうと見積もりしたら、びっくりの値段!今年も自分で作ります。

180枚のプリントから使えそうなのは40枚ほどで、確率の悪さにちょっとガッカリするが、まあ、しょうが無いかと自分に言い聞かし、作業を進める。

今日の写真は東大阪の丸い雲。詩をひとつ。

丘の上で
としよりと
こどもと
うつとりと雲を
ながめてゐる

おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずつと磐木平の方までゆくんか      山村暮鳥「雲」より

なんとも、いい詩です。








5月18日(水)

連休明けにコンピュータが故障し素人では直せないと言われメーカーに送る。

今週の月曜日に直ってきたが、修理費30.000円!連休中には洗濯機が壊れ修理費10.000円!この二つの故障が起こる前に、仕事場についに念願のクーラーを設置したのだがこれが80.000円!!(せっかく付けたのに今年は寒い。)この後、今年は車検が7月に控えている。いた〜い出費。

先週から「ぶらぶら5」のプリントに取り掛かり、昨日でやっと終了した。180枚ぐらいを4つ切りにプリントしたが丸5日。これからセレクト、ざっと80枚ぐらいはいけそうだが最終的には何枚になる事やら。今年もいい感じに仕上がりそうだ。

今日の写真は4月に撮った京都鴨川の桜。撮影の帰りに弁当を買ってエストモさんと花見をした。いい花見でした。








5月4日(水)

昨日は近くの建築事務所に写真のプリント打ち合わせに行く。打ち合わせ後、近くの中華料理屋でその人は昼食、僕は食事は済んでいたのでコーヒーをご馳走になる。

店のテレビは尼崎のJR脱線事故を詳しく説明していた。一週間以上もたつのに次から次に色々な事実が出てきて、事故の大きさ、悲惨さを感じながらボーッと見ていたのだが、後から入ってきた客が黙ってリモコンをプチッと切り替えてプロ野球中継、阪神対広島戦に替えてしまった。別に、別に、いんだけど、何とか言って替えたらどう?おっさん。

何もかにも、レベル下がっとるなーほんまに。トホホです。

あれこれ思いながら西宮北口のジュンク堂へ。写真集のコーナーでアジェの写真集を発見。値段なんと1000円。ちょっと写真が少ないが即購入。久しぶりに見るアジェの写真はやはりいい。この作風もだけど、この写真に対する姿勢を学ばなければと、思い知らされる。

今日の写真は十三大橋付近からの梅田スカイビル。原広司、渾身の建築であるが、アジェの写真の中に出てくる建物みたいに、いい感じに朽ちて残らず、汚くなって、いつかは取り壊されるのだろう。仕方ないけど。しかし解体工事は大変そうだ。









5月1日(月)

写真の桜はすでに散り、今は新緑の爽やかな葉に変わっています。
ほぼ一ヶ月ぶりの日記の更新です。みなさんお元気でしょうか?

竣工写真の方はピークを終え、これからはこの一年のぶらぶら写真の整理に取り掛かります。今年も写真新世紀には応募しようと思っているので、6月中ごろの締め切りに向けてセレクト、プリントとまた楽しんで進めて行きたいと思います。結果の方は時の運ですから。

昨日、今日とベタ焼きからのセレクト。なかなか思うようなのが無く、う〜ん今一突っ込みが足らんのかな〜、いやいやこれが自分の持ち味だから、などなど自問自答が続いています。今年はどんな「ぶらぶら5」が出来る事やら。

今日の写真は仕事場から花見をするペケ。ペケは花より獲物で、ここのところ毎日トカゲをくわえて帰ってきます。




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